月のとりもつ 沈黙は儀式
罪をまとった 裸の唇
少し冷たい 指先が触れる
夜のいたずら 溶け合うまなざし
カーテンで閉ざした星の瞬き
純情なあなたの瞳に残っている
飾りを失くした笑顔も
あなたの心で棘になる
それでも私に絡みつく
つい甘えて薔薇を続ける
いつも初めは 透明な蕾
どんな色にもなれると思える
なのに不思議ね 結局は深紅
熱い血潮に 正直に染まる
抱き合って 二人で一輪の恋
身体じゅう弾ける鼓動が芽吹いてくる
言葉を忘れた時間が
二人の心で風なる
それでも過去には靡けない
つい甘えて薔薇を続ける
…すべての迷いを散らし
じっと佇む私
吐息に託した思い
そっと頷くあなた…
飾りを失くした笑顔も
あなたの心で棘になる
それでも私に絡みつく
つい甘えて薔薇を続ける