第2回定例議会での私の一般質問報告の第3弾です。
質問 市役所窓口業務の民間委託についての進捗状況を伺います。
答弁 業務プロセス分析を実施した7課については、具体的な委託手法の検討を行い、可能な限り迅速な業務委託を実現し現行業務の効率化に取り組みます。
解説 習志野市の窓口業務の民間委託については、「第一次経営改革大綱」の実行計画で、新たな分野及び手法を踏まえた民間活力の導入として、「業務の外部化・民間活力の導入」を位置づけており、項目の1つに「市民課窓口の民間委託」を挙げています。現在は、住民票の写し、各種証明書の受付・発行、後期高齢者医療制度の窓口業務を民間に委託しています。足立区では、人件費削減やサービス向上を目的に、戸籍謄本や住民票等を発行する窓口業務を民間に委託して、窓口担当の職員30人を高齢者の孤立対策や生活困窮者支援などの重点事業に振り分けました。区が利用者に行ったアンケート調査では、窓口業務の民間委託によって窓口の対応に満足と答えた人が増加しています。習志野市も個人情報保護を最優先として、窓口業務の民間委託を更に進めるべきと要望しました。
質問 検体測定室の開設について進捗状況を伺います。
答弁 薬剤師会に検討を依頼しましたが、①薬局内に感染防止を図るための個室の確保が出来ないこと ②検査機器が高額であることの2点の課題があることから、検体測定室の開設は困難であるとの回答でした。
解説 厚生労働省は、自分で指先から採血した血液で血糖や中性脂肪などを測る簡易検査所を「検体測定室」と定義して、2014年4月から従来の規制を緩和しました。大学や薬剤師会の共同プロジェクトでは、足立区や徳島県の薬局店頭で指先自己採血検査による測定によって約3割が糖尿病またはその予備群の疑いで医療機関へ受診勧奨となり、生活習慣病の早期発見に有効であることが実証されました。2014年6月・9月議会で医療療費の抑制を図る手段として検体測定室の開設を要望しましたが、現時点では開設は困難であるという答弁になりました。非常に残念ですが来年度に再度要望するつもりです