今年も一年、ありがとう存じます。

いま、浅草演芸ホールの楽屋にて、今年最後の一席を前に、控えているところです。まだ、着替えてもおりませんが。

毎年のことでありますが、今年も沢山の出会いと別れがありました。別れといえば、大師匠圓歌の他界という、おおきな別れがありました。

手前の師匠が先日「オヤジは心ン中にいる」と言っていました。みな、そうだと思います。

圓歌の弟子、孫弟子、一門ということに変わりはありません。

公私ともに沢山の出会いもありました、日本全国あちらこちらの皆さんに笑っていただきました、喜んでいただきました。

来年もさらなる飛躍を目指したいと思います。

いい時も、そうでない時も顔だけでも笑って、精進してまいります。

来年は四代目桂三木助に入門し、初高座を勤めてから20年。真打昇進以来の節目となります。

みなさんに喜んでいただけることも、また、助けていただくことも、沢山にあるかと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、来たる年が皆さんにとりまして、よき一年になりますようにご祈念申し上げます。

皆文字さまも、よいお年をお迎えくださいまし。

平成丁酉大晦日

三遊亭司

平成丁酉 大晦日 御礼

平成丁酉大晦日御礼