お酒って、冬場のほうがしっぽりときそうなもんだけど、綺麗な酒場は夏にこそいい。

煮穴子

ぎりぎりのとこで、旨味と臭みは別れるような。

鮪中落ち 漬け

青唐辛子がぴりりと効いて、添えられた芥子も、また。

もつきゃべつ

味噌と豆板醤だろうか、塩気が酒をすすめる。

どれもこれも「ぎりぎり」のところで、活きていて、その「ぎりぎり」がセンスであって、相性であって。

夏の酒場、夏の肴。

阿佐ヶ谷 つきのや にて