『オレを変えられるのは
 爆笑しかない』


桂きん治のおことば。

師匠も
先輩も
誰も彼も
自分を変えられない。
変えるのは
『爆笑』でしかない



半分酒乱の彼が
喰ってかかり
ボクがテーブルを飛び越え
組み伏したのは
随分むかしの話だ。

その後、二ツ目に昇進後
彼は確かに
『爆笑』とまではいかないし
既視感はあるものの
比較的、笑いを獲れる
そんな噺を展開していた。

そして、突然の廃業。

『爆笑』が彼を変えたのか?
『爆笑』が彼を変えられなかったのか?

少なくとも自分の人生を
その都度、高座は変えてきたと
ボクは確信でなく
強く実感している。