先日国会で安倍首相が次の趣旨のことをしゃべっていました。
憲法が国家を縛るものだというのは王が実験を握っていた時代の話で、
今は国の新たな形を示すべきものだ。
現代憲法は近代憲法をいわば発展的に承継したものなので、
国家権力を抑制するという本質は変わっていない。
そのことを否定するというのは、憲法の否定です。
国家権力を抑制する必要があるのは、歴史的に
国家権力が人権(人の生命・身体・自由・財産)をふみにじってきたから。
これを抑制する必要がないと宣言する政権は、国家権力は
国民の生命・身体;・自由・財産をふみにじってもいいのだと
考えているということになる。
憲法を遵守しないという政権に正当性はない。
小林節氏は、いわゆる右翼の憲法学者なのですが、
(東大の長谷部恭雄氏のように良心的学者を装い巧妙に自民党政府を
支える学者と異なり、色を出してきた)それでも
今の政権はとんでもないと怒っています。
わたしの書いていることは小学生でもわかる論理なのですが、
小中学校で、方程式は教えても、こういうことを教えていない。
明治維新は下克上に過ぎず、その中核をなした田布施人脈が
ずっと教育とマスコミという洗脳システムを握っているので。