一つ前の記事のように、“ユダ金”という語を使っている人が多いですが、

それはロスチャイルド・ファミリーを指すのです。

 鉄道を敷設する、その鉄道は、鉱山を目指している、そしてそこで、

例えばウランを掘る、そしてそれで原爆を作り、また発電ができるよと

いって販路を拡大してきた。

 しかしでは何故鉄道を敷設する莫大な資金をもっていたのか、それは、

第一には、歴史的に差別に遭い、農地をもつことを許されず、その他の職業も

居住さえも制限され、いわば隙間産業として、嫌われる金貸しを

してきた過程で。第二に、とりわけネイサン・ロスチャイルドという人物が

19世紀にイギリスの当時の国家予算に匹敵する―それももしかすれば何年分もの―財をなした―から。 

 こうした過程を詳しく書いているのが広瀬隆さんの『赤い盾』。

 歴史には、彼らによる復讐の物語という側面があるーと

読めなくもないようです。

 ただ“ユダヤ人”という概念の定義はそう簡単なものでは

ないのだそうです。