発電用軽型原子炉施設に係る新安全基準骨子案にかんするパブコメ
このパブコメは、諸官庁が出しているパブコメのページには
載っていないようです。
まず http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130206.html を開いてください
「発電用軽型原子炉施設に係る新安全基準骨子案」
で検索してもOK
[↑ このページは原子力規制委員会のHPです。]
ここに、「ホームページ上の意見募集用フォーム」という青字が
二つあります。
一つをクリックすると そのテーマは 設計基準 & シビアアクシデント
もう一つをクリックすると そのテーマは 地震・津波 となっています。
それぞれがメール送信フォームになっています。
以下に文例を紹介します。参考になさってください。
(「原子力規制を監視する市民の会」が作成した文例に、
katsukoが、多少省略したり補足したりしています。省略・補足は
表現の問題で内容にわたることではありません。)
上記の会の連絡先は 090ー8116-7155
よろしければお出しになったパブコメのコピーを
FAXしてくださいとのことです 03-5225-7155です
文例
■ 新安全基準(設計基準・シビア・アクシデント基準)
*福島原発事故の検証が先!格納容器のどこが壊れたか、放射能がなぜ大量に出たのか等が
わからないのに、事故対策ができるのか
*ベント(爆発防止のため、緊急に格納容器内の気体を環境中に放出すること)を、
福島原発事故のときのように、フィルターも何もなしにやるというのは
とんでもないことですが、だからといって、ベントのためのフィルターを設置したら安心だというわけではありません。ベントフィルター設置は、しないよりはましだというだけで、シビアアクシデント対策をしたとおおいばりで言えるようなことではありません。
*格納容器の容量がいままで小さ過ぎたのではありませんか
*特定安全施設は、航空機テロ対策ということになっていますが、
地震・津波対策を主目的にしたものにしてください。また地震・津波対策と
しての特定安全施設が用意されない限り、原発の稼動はできないという
基準を設けてください
*圧力容器の中性子線照射による脆化(もろくなること)や、配管の減肉(薄く、破れやすく
なっていること)やひび割れが、老朽化によし進んでいます。こうした老朽原発は再稼動せず廃炉にしてください
■ 新安全基準(地震・津波にかんする基準)
*骨子案では「明確に判断できない場合は約40万年前以降
まで遡って活動性を評価」となっていますが、
「活動が否定できなければ活断層とみなす」という原則を徹底し、
「設計上考慮する活断層は中期更新世以降(約40万年前以降)
の活動が否定できないもの」とすべきです。
*骨子案では「Sクラスの建物・構築物等は、活動性のある断層等の
ある断層等の露頭がない地盤に設置」とありますが、
Sクラスでない構築物を含め、「活断層等のある敷地に原子炉
施設は建ててはいけない」とすべき
*短い断層が複数ある場合はつなげて評価してください
*福島原発で、非常用復水器の配管が地震により壊れた可能性がありま
す。これが事実なら耐震評価は根本からやり直さなければなりません。
この件で国会事故調査委員会が調査に入ろうとしたところ、
東電がうそをついて妨害していました。再調査すべきです。
■ 検討のありかたに関するコメント(二つのテーマに共通)
*検討内容や骨子案についての原発至近地域住民・国民への周知が不十分です。
行政手続き法ではパブリックコメントの機関は30日以上です。
3週間は短すぎます。
*ただパブリックコメントを募集するのみでなく、説明会やヒアリングを
実施してください。
*検討チームの人選やりなおしを
検討チーム内で、利益相反(原発メーカーやその類から
献金を受けている等々)が問題となっている外部有識者が
電力会社に有利な発言を繰り返しています。外部有識者を
解任してください。批判的は専門家を加えてください。
*そもそも原発は全部廃炉にすべきです。
再稼動を前提とした新安全基準や原子力防災基準ではなく、
福島原発の事故収束と廃炉管理、廃棄物管理のための基準
や指針をつくるべきです。