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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::2012-02-07 15:30:27

福島原発、温度上昇の“怪”…再臨界はホントにないのか?
テーマ:原発事故
 100℃以下で冷温停止状態の筈の原子炉の温度が、70℃に上昇したからと、何を今更慌てて、
“念のため”?核分裂反応を抑えるホウ酸水の注入する必要があるのか?東電の言うことは矛盾だらけだ。

 東電が慌てる理由は、圧力容器下部に3個ある温度計が、メルトダウンした核燃料の本当の温度を計測していないからだろう。

 核燃料から遥かに離れた、核燃料からの熱が殆ど届かない箇所を計り、100℃以下と安心させているが、
それでも52度が70度に上昇したとなると、やはり慌てざるを得ないだろう。

 野田総理が、”事故収束宣言”を出したその翌日に東電は、2号機の4箇所で100℃を越える箇所があり、
最高が格納容器下部のCRDハウジングで391.6度と発表したが、この4箇所の温度がその後どうなったのか続報はまったくない。

2011年12月16日[18 /23] 最後の統合対策室 合同会見 質疑応答 15

◆100度を超えている箇所は?   ※5:53秒くらいから
  >2号機で4箇所。CRTハウジングは391.6度ある。

 また、1/13日午前の会見では、圧力容器の下に設置されている温度計の温度が急激に上昇し、一時、
116.4度まで上昇したと発表したが、「温度計が故障した可能性が高い」と、温度計のせいにしている。

2号機の温度計故障か、一時100度超【TBS Newsi】


 そして今回の発表では、「圧力容器下部に3個ある温度計」とあたかも、たった3個の温度計だけしかないように言っているが、恐らく他にも複数の温度計で計測している筈で、その一部で再臨界の恐れのあるような高温を記録し、慌ててホウ酸水の注入となったのだろう。

 zakzakより
【 本当に冷温停止といえるのか。福島第1原発2号機の原子炉圧力容器下部の温度が70℃前後まで上昇した問題で、東京電力は再臨界の可能性は否定しつつ、7日未明に“念のため”核分裂反応を抑えるホウ酸水の注入を開始した。現場では、野田佳彦首相の「事故収束宣言」とはほど遠い緊張状態が続いている。

 2号機の圧力容器下部に3個ある温度計の一つが2月1日の52度から徐々に上がり、6日午前7時には73・7度まで上昇。注水量を増やし、6日午後11時にはやや下がったが、それでも69・9度を記録している。

 東電は2号機の炉内のガスを分析した結果、溶融燃料が再び連鎖的に核分裂する「再臨界」を示す放射性キセノン135の検出はなし。近くの別の温度計も約45度で安定し、大きな上昇がないことから、再臨界について「起きていない」と否定。「原子炉全体としては十分冷えており、『冷温停止状態』は変わらない」と結論づけている。

 温度上昇の原因は、水の流れが変化し、溶けた燃料の冷却効果が一部で下がった可能性があるとして、7日未明から核分裂反応を抑えるホウ酸水を注入した。

 野田首相は昨年12月、冷温停止状態を達成したとして「発電所の事故そのものは収束に至ったと判断される」と明言した。

 しかし、原子炉安全設計が専門の川島協・元九州東海大学長は「東電の発表どおりなら、確かに再臨界の兆候は見当たらない。一方で、温度上昇の原因とされる冷却水の流れの変化について、どの部分がどういった原因で異変をきたしたのかが不明のままで、実際、確認もできないのではないか。現時点では、政府の収束宣言を信じた人々の不安感は到底払拭できず、引き続き厳重に推移を注視していく必要がある」と警鐘を鳴らしている。野田政権のデタラメぶりが不信感を増幅させている。】

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