天体が落ちてきて死ぬならあきらめがつくでしょう、しかし
原発を利用して恫喝されたり事故を装われたり、事故が起きたりで
被ばくするのはごめんです。こんなことを考えている人もいるということで紹介します。
「国家戦略研究」さん http://ameblo.jp/karate246/
「原発と宇宙開発」
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昨日に引き続き、天体の衝突の話題です。
2008年10月7日、2008 TC3という小惑星(直径2~5m程度)が、
スーダンのヌビア砂漠上空37km付近で爆発しました。
この天体の衝撃力はTNT火薬換算で1.1~2.1キロトンで、戦術核兵器なみの破壊力です。
この程度の大きさのものは、1年に2~3個程度地球に落下しています。
幸い、上空で爆発したからいいようなものの、都市に落ちたら、甚大な被害をもたらします。
http://wired.jp/wv/2008/06/03/%E3%80%8C%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%82%92%E9%98%B2%E8%A1%9B%E3%80%8D%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D%E3%81%AE%E5%B0%82%E9%96%80%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%A9%9F/
からの引用です。
>>>
地球に衝突する危険性のある小惑星の軌道修正に関して、
あらゆる技術を検討するための研究センターがアイオワ州立大学に設立された。
アイオワ州立大学のBong Wie教授はこのほど、史上初の
Asteroid Deflection Research Center(ADRC:小惑星軌道修正研究センター)を開設した。
「この問題については誰も責任を持って取り組んでいる人がいない」と、Wie教授は言う。
小惑星の軌道修正に関して最も非現実的と思われることは、
各国政府が、発生する可能性の低い長期的な問題に対して、
すぐに資金を投じると考えることだ。
政治家は普通、そういうことはしない。
この問題を無視すると大きな影響が生じる危険があるとしても。
>>>
アメリカに先を越された形ですが、
>直径1km程度、ないしそれ以下の小惑星については未発見のものが
>まだ数十万個あると推測されている。
(ウィキペディアより)
ということなので、アメリカだけにまかせていては、不十分です。
衝突天体から地球を守る手段は、いくつか考えられていますが、
核ミサイルによって破壊する、
または、天体の近くで核ミサイルを爆発させることによって軌道を変える、
という方法があります。
そうなると、日本の核保有の可能性が出てきます。
現在の核保有国が、持っている核兵器は、自国の防衛のためのものです。
それを天体の迎撃のために使うということは、自国の防衛力の低下を意味します。
地球を守るために、天体迎撃用の核ミサイルが必要だ、
しかし、自国防衛用のミサイルを使うわけにはいかない、
となれば、
日本が、天体迎撃専用の核ミサイルを保有して、それを地球防衛用に使う、
という可能性が出てきます。
可能性は低いと思いますが、絶対ないとは言い切れません。
それよりは、むしろ、インドやパキスタンのように、
NPT(核拡散防止条約)を無視して核保有するほうが可能性は高いかもしれません。
どちらにしても、日本が核兵器を持つ可能性はあるわけです。
そうなったら、材料となるプルトニウムが必要です。
兵器に使うプルトニウムは、原発から廃棄物として出るプルトニウムを
濃縮して作るのが普通です。
核武装と原発はセットなのです。
”いつかは核武装を”
と思っていたから、原発を導入し、「原子力船むつ」という船を作ったのでしょう。
NPT(核拡散防止条約)があるために、今は、核武装できないが、
状況が変わって、日本も核をもてる、
となった場合に、原発を全廃してしまっていたら、一から作り直さなければなりません。
原発全廃とか言ってる人たちは、そういうことがわからないのです。
先を見通すことができない、状況が変われば”答え”も変わる、ということが
わからないのです。
(あるいは日本を弱体化させるために言っているのかもしれません)
以前の記事で述べましたが、既存の原発もマグネシウムを取り出して、
貯めておくのに有効なのです。
既存の原発は、使用電力が増えたり減ったりするのに合わせて、
出力の調整をするのが困難です。(これを”負荷追随性が低い”と言います)
出力を変えると、燃料が傷む可能性があるのです。
『原発安全革命』によると
既存の原発は、
>早い再起動は困難だから極力停めたくない
>建設費、投下資本が火力や水力発電所よりはるかに高額で、
>低出力では利子が高いものにつくから、なるべく全力運転を続けたい
ということです。
前述の”負荷追随性の低さ”は、”一定の出力で運転したい”という動機になります。
つまり、既存の原発は、
”稼働しているときは全力で運転したい”発電施設だということです。
そこで、春、秋や夜間など電力需要が少ないときに
マグネシウム取出しのために原発の電力を使う、
ということが考えられます。
そうすれば、(定期点検のとき以外は)全力で運転できます。
*マグネシウムは火力発電所で燃やすことができます。
マグネシウム空気電池として使えば、自動車や電車の動力源になります。
リチウムイオン電池では、普通の自動車は動かせますが、
トラックや電車は動かすことはできません。
使用済みのマグネシウム空気電池から、酸化マグネシウムを取出し、
酸素とマグネシウムの結合をレーザーで分離すれば、リサイクルすることができます。
マグネシウムは、大変有用なので、エネルギー戦略の中核と考えているわけです。
矢部教授は、『マグネシウム文明論』の中で、
”将来は、パック入りのマグネシウムがコンビニで売られるようになるだろう”
と言っています。
マグネシウムを作って貯めておくのに有効、
将来の核保有のために必要、
となれば、原発を全廃することが、大変愚かな選択であることがわかっていただけると
思います。
原発全廃は愚かな選択
(http://jp.ibtimes.com/articles/16071/20110316/276481.htmより転載)
地球に衝突する天体と原発を結びつける、というかなり強引な話でしたが、
広い意味で、”将来に備える”ということで、原発は必要です。
”状況が変われば答えは変わる”のです。
2008年10月7日、2008 TC3という小惑星(直径2~5m程度)が、
スーダンのヌビア砂漠上空37km付近で爆発しました。
この天体の衝撃力はTNT火薬換算で1.1~2.1キロトンで、戦術核兵器なみの破壊力です。
この程度の大きさのものは、1年に2~3個程度地球に落下しています。
幸い、上空で爆発したからいいようなものの、都市に落ちたら、甚大な被害をもたらします。
http://wired.jp/wv/2008/06/03/%E3%80%8C%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%82%92%E9%98%B2%E8%A1%9B%E3%80%8D%E3%80%81%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%88%9D%E3%81%AE%E5%B0%82%E9%96%80%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%A9%9F/
からの引用です。
>>>
地球に衝突する危険性のある小惑星の軌道修正に関して、
あらゆる技術を検討するための研究センターがアイオワ州立大学に設立された。
アイオワ州立大学のBong Wie教授はこのほど、史上初の
Asteroid Deflection Research Center(ADRC:小惑星軌道修正研究センター)を開設した。
「この問題については誰も責任を持って取り組んでいる人がいない」と、Wie教授は言う。
小惑星の軌道修正に関して最も非現実的と思われることは、
各国政府が、発生する可能性の低い長期的な問題に対して、
すぐに資金を投じると考えることだ。
政治家は普通、そういうことはしない。
この問題を無視すると大きな影響が生じる危険があるとしても。
>>>
アメリカに先を越された形ですが、
>直径1km程度、ないしそれ以下の小惑星については未発見のものが
>まだ数十万個あると推測されている。
(ウィキペディアより)
ということなので、アメリカだけにまかせていては、不十分です。
衝突天体から地球を守る手段は、いくつか考えられていますが、
核ミサイルによって破壊する、
または、天体の近くで核ミサイルを爆発させることによって軌道を変える、
という方法があります。
そうなると、日本の核保有の可能性が出てきます。
現在の核保有国が、持っている核兵器は、自国の防衛のためのものです。
それを天体の迎撃のために使うということは、自国の防衛力の低下を意味します。
地球を守るために、天体迎撃用の核ミサイルが必要だ、
しかし、自国防衛用のミサイルを使うわけにはいかない、
となれば、
日本が、天体迎撃専用の核ミサイルを保有して、それを地球防衛用に使う、
という可能性が出てきます。
可能性は低いと思いますが、絶対ないとは言い切れません。
それよりは、むしろ、インドやパキスタンのように、
NPT(核拡散防止条約)を無視して核保有するほうが可能性は高いかもしれません。
どちらにしても、日本が核兵器を持つ可能性はあるわけです。
そうなったら、材料となるプルトニウムが必要です。
兵器に使うプルトニウムは、原発から廃棄物として出るプルトニウムを
濃縮して作るのが普通です。
核武装と原発はセットなのです。
”いつかは核武装を”
と思っていたから、原発を導入し、「原子力船むつ」という船を作ったのでしょう。
NPT(核拡散防止条約)があるために、今は、核武装できないが、
状況が変わって、日本も核をもてる、
となった場合に、原発を全廃してしまっていたら、一から作り直さなければなりません。
原発全廃とか言ってる人たちは、そういうことがわからないのです。
先を見通すことができない、状況が変われば”答え”も変わる、ということが
わからないのです。
(あるいは日本を弱体化させるために言っているのかもしれません)
以前の記事で述べましたが、既存の原発もマグネシウムを取り出して、
貯めておくのに有効なのです。
既存の原発は、使用電力が増えたり減ったりするのに合わせて、
出力の調整をするのが困難です。(これを”負荷追随性が低い”と言います)
出力を変えると、燃料が傷む可能性があるのです。
『原発安全革命』によると
既存の原発は、
>早い再起動は困難だから極力停めたくない
>建設費、投下資本が火力や水力発電所よりはるかに高額で、
>低出力では利子が高いものにつくから、なるべく全力運転を続けたい
ということです。
前述の”負荷追随性の低さ”は、”一定の出力で運転したい”という動機になります。
つまり、既存の原発は、
”稼働しているときは全力で運転したい”発電施設だということです。
そこで、春、秋や夜間など電力需要が少ないときに
マグネシウム取出しのために原発の電力を使う、
ということが考えられます。
そうすれば、(定期点検のとき以外は)全力で運転できます。
*マグネシウムは火力発電所で燃やすことができます。
マグネシウム空気電池として使えば、自動車や電車の動力源になります。
リチウムイオン電池では、普通の自動車は動かせますが、
トラックや電車は動かすことはできません。
使用済みのマグネシウム空気電池から、酸化マグネシウムを取出し、
酸素とマグネシウムの結合をレーザーで分離すれば、リサイクルすることができます。
マグネシウムは、大変有用なので、エネルギー戦略の中核と考えているわけです。
矢部教授は、『マグネシウム文明論』の中で、
”将来は、パック入りのマグネシウムがコンビニで売られるようになるだろう”
と言っています。
マグネシウムを作って貯めておくのに有効、
将来の核保有のために必要、
となれば、原発を全廃することが、大変愚かな選択であることがわかっていただけると
思います。
原発全廃は愚かな選択
(http://jp.ibtimes.com/articles/16071/20110316/276481.htmより転載)
地球に衝突する天体と原発を結びつける、というかなり強引な話でしたが、
広い意味で、”将来に備える”ということで、原発は必要です。
”状況が変われば答えは変わる”のです。