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2012-01-29 12:19:01  

家畜を管理する共通番号制度 2

テーマ:メディアの癒着構造


きなこのブログ



[848]消費税増税と抱き合わせで実施されようとしている「納税者背番号制度」を見逃してはいけない。
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/

これから始まる消費税増税と、それに抱き合わせで実施される「納税者(国民)背番号制度」の話を書きます。

現在、消費税の「逆進性(貧乏人ほど税負担が重くなるということ)を緩和する」という口実で、国民への税金還付(給付)を制度化しようという提言が聞かれます。

実際はこの流れのなかで、「税金を返金してやるんだから」という口実で、国民ひとりひとりに「納税者番号」をふっていくということが行われる予定になっているのです。

世界ではまだ韓国しか実施していない、「納税番号制度」を日本の財務省もやりたくてしょうがない。

これで、国民の指紋から、生年月日、出生地などのあらゆる個人情報からはじまって、個々人のお金の出入りや、金融資産や不動産資産、海外資産の移動までも一元して、そのやりとりのいっさいを、一つの背番号ですべて監視できることになります。


政府は、国民の間の金の流れに対する、徹底した一元管理・統制の根幹になる納税者背番号制を、消費税増税の法案に紛れ込ませて、これから法制化しようとしています。

メディアでは、消費税増税の議論にばかり注目して、その陰で抱き合わせされる納税番号制度は、まったく話題になっていません。


これは明らかに意図的であり、消費税率の議論に終始しています。


財務省の御用学者たちも、納税者番号制の導入を、納税者の効率的な把握に不可欠である、という論陣を展開しています。

「課税最低限以下の低所得層を正確に把握するため」などという口実で、納税者番号の制度化を提唱しています。

以下に、財務省の御用学者の頭目である、森信茂樹氏のそうした、消費税増税による、低所得者への負担増加を和らげるために、という論調で、さりげなく、しかし、ちゃっかりと背番号制が不可欠であるような議論には、要注意です。




●「消費増税議論(その2)  消費税の逆進性解消には給付付き税額控除が有効だ」
森信茂樹 [中央大学法科大学院教授、元財務官僚]
ダイヤモンド・オンライン  2011年12月19日
http://diamond.jp/articles/-/15386


●「消費税にゼロ税率導入の必要性 - 真の意味での“完全非課税”を実現するために -
神奈川会 益子良一
http://www.zsk.ne.jp/zeikei538/ronbun.html



アメリカでもまだ、社会保障番号(ソシアル・セキュリティー・ナンバー、Social Security Number=SSN)があっても、韓国の完璧な国民番号制にまでは及ばないそうです。


韓国は、朝鮮戦争時に、北朝鮮のスパイを識別するという目的で、1968年11月に、当時の軍事政権が「住民登録番号法」を制定して、これが実現されました。


現在ものすごい勢いで進行する、市場が暴走して政治を振り回したフリーマーケタリズム(自由市場主義)の「金融資本主義」から、「国家(管理統制)資本主義」への移行期に、世界中で国民納税背番号制度が、いっせいに世界を覆い尽くすかもしれません。


制度の導入時は、ごくやさしく、日本で最初に消費税を始めた時と同じように、「いやあ、それほど大変じゃあないですよ」と言いながら、運転免許証やパスポートの更新時に指紋を取られようになる、地元の役所から申請書が郵送されてくる、などという手順でじわじわと、国民を刺激しない程度の何気なさで進められていくだろうと、知り合いの税理士が言っていました。


一度導入されてしまうと、国民のプライバシーは一切なくなりすべてが国家という巨大官僚組織にまる裸にされる、ジョージ・オーウェル(1903-1950)の小説「1984年」の世界が現実のものとなります。


まだ、その恐ろしさを私たちは実感で理解できていません。


しかし、法制化されてしまってからでは、遅いのです。


これに対する有効な反論が、納税者側の利益を最優先に考える現役の「闘う税理士」たちから挙がっています。


消費税増税の議論だけに惑わされてはいけません。

その裏側にピタッと抱き合わせで埋め込まれている、「社会保障・税共通番号」の導入という、「国民(納税者)背番号制」の実現をこそ、いま私たち国民が声をあげて、政治家を動かし、断固として阻止しなければなりません。


家畜を管理する共通番号制度