以下転載です:
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立教大学the Asian Institute for Intellectual Collaboration(AIIC)
社会開発・平和研究ユニット・デジタルアーカイブチーム合同国際シンポジウム
広島・長崎への原爆投下は、核兵器の脅威と原子力の利用に伴うリスクに覆わ
れた「平和」な世界を作り出す転換点となった。しかし、この「平和」は核兵器
に対する恐怖という「抑止」による「平和」であり、戦争の力学によって規定さ
れ維持された「平和」でもあった。そして、被爆者が戦後65年訴え続けてきた核
の脅威は、原子力技術の利用に伴うリスクとして今日の私たちの生活を取り巻い
ている。長崎に落とされた原爆の材料であるプルトニウムを産み出す高速増殖炉
「もんじゅ」が運転を再開しようとしている今、私たちは、核の脅威とリスクに
どのように向きあうのか。
今回、被爆者の証言を集めたドキュメンタリー映画『The LastAtomic Bomb』を
共同プロデュースするなど、軍縮・平和教育家として活動するキャサリン・サリ
バン博士、六ヶ所村核燃料再処理施設の周辺で暮らす住民や劣化ウラン弾によっ
て被曝の恐怖にさらされた人々の声を記録してきた鎌仲ひとみ監督(「六ヶ所村
ラプソディー」ほか)、そして核・原子力工学の専門家であり、IPFM:International
Panel on Fissile Materials
(核分裂性物質に関する国際パネル)に参加する勝田忠広氏を迎え、これからの
核兵器廃絶と原子力利用について、そしてまた、核兵器を起源とする原子力技術
の利用が私たちの生活にどのようなリスクをもたらしているかを考えてみたい。
テーマ『“リスク”と“平和”―核兵器廃絶と原子力を考える』
日時:2010年10月29日(金)17時~21時
会場:立教大学池袋キャンパス太刀川記念会館3階ホール
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
パネリスト
キャサリン・サリバン氏(核問題専門家・軍縮教育家、国連軍縮教育コンサルタ
ント)
鎌仲ひとみ氏(ドキュメンタリー映画監督)
勝田忠広氏(明治大学法学部・准教授)
通訳:田窪雅文氏(ウェブサイト『核情報』主宰)・倉本由紀子(AIIC所員)
モデレーター:安部竜一郎(AIIC所員)
主催:立教大学AIIC 社会開発研究ユニット,平和研究ユニット,デジタル・アーカ
イブチーム
*参加登録はこちらから
https://ssl.alpha-prm.jp/aiic-rikkyo.org/sympo20101029.html
(事前登録制・申込み先着順)
参加費:無料
問合せ先:立教大学AIIC事務室 TEL.03-3985-4671
E-mail:aiic@rikkyo.ac.jp
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当日プログラム
16:30 開場
17:00 開演
17:00~17:05 主催者挨拶(郭洋春・AIIC社会開発研究ユニット・リーダー)
17:05~18:35 『The Last Atomic Bomb』上映
18:35~18:45 解題 キャサリン・サリバン氏
18:45~18:55 休 憩
18:55~19:15 鎌仲ひとみ監督の作品紹介
19:15~19:30 コメント 勝田忠広氏
19:35~20:30 パネル・ディスカッション
20:35~21:00 質疑応答
21:00 終演