市民団体が提出したもんじゅに関する請願自体は否決されてしまったのだそうですが以下のような国への

意見書は、県議会議員が提出したのだそうです。手ぬるいものとはいえ、自民党議員だというのがおもしろいです。政権交代の効果なのか、さしもの自民党のみなさんも、もんじゅ事故の危険におののきながら暮すことが怖いとおもったのか・・・

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県議第三号
「もんじゆ」 の安全に関する積極的な情報提供を求める意見書について
「もんじゆ」 の安全に関する積極的な情報提供を求める意見書を次のように発案する。
                                  提出者  岐阜県議会議員
                                  ここに9人の名前が列挙されています       


平成二十二年三月二十五日
岐阜県蔑会意長 早 川 捷 也  様

「もんじゆ」 の安全に関する積極的な情報提供を求める意見書

平成七年十二月にナトリウムの漏えい事故により停止した高速増殖原型炉「もん
じゅ」 については、平成十七年九月の本体工事開始以降、独立行政法人日本原子力
研究開発機構による運転再開に向けた作業が着実に進められてきたD
本年二月二十三日に機構は、「試験運転再開に当たって'安全確保を十分に行い
得る体制となっている」との国の評価、及び当該評価は妥当であ・るとの原子力穿全
委員会の確藩結果、並びに施設の耐震安全性に係る評価書案が.国で審蔑される状況
に至ったことを騰まえて、「高速増殖原型炉もんじゆ周辺環境の安全確保等に関す
る協定書」第十一条に基づく「高速増殖原型炉もんじゆ性能試験再開の協議願いに
ついて」を福井県及び敦賀市へ浸出したとされている。

また'三月十1日には'機構が振出した耐震安全性に関する報告書について、原
子力安全・保安院がそれを妥当とする評価をまとめ、さらに、それを受けて原子力
安全委員会が耐震安全性は確保されているとの評価を行ったとされている。
このように、高速増殖原型炉「もんじゆ」 については、過去の事故を踏まえ、安
全性を最優先の課題として、国及び事業者が、その再開に向け、着実に取り組んで
いる。
しかし、「もんじゆ」 は、多くの国民には知見がない高速増殖炉であること、1
たび事故が起これば甚大な被害が発生すること、さらに'平成七年の事故が未だ周
辺住民には強く印象が残っており、安全性に対する不安が完全には払拭できてい頂
いことから、耐震を含めた施設・設備の安全性を分かりやすい形で公表し、関係者
のみならず、広く国民の理解、とりわけ周辺自治体を含めた住民の理解促進に努め
ることが'運転再開を円滑に進めるためには必要であるo
また、原子力安全委員会が策定した「原子力施設等の防災対策」によれば、本県
は事故の影響を直接受けず、防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲には含まれ
ていないが、年間の大半が 「もんじゆ」 の風下となる状況から、万が一事故が起こ
った場合には、汚染物質が流れ込むのではないかと多くの県民は、防災上の不安を
感じている。′
よって'国におかれては、「もんじゆ」 の安全性について、積極的に、かつ、住
民が理解しやすい方法で賂供し、誰もがそe.安全性に疑念を抱くことなく、安心し
て暮らせるようにすることを求め、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提
出する。
平成二十二年三月二十五日
岐 阜 県 蔑 会 議 長

衆議員議長          様

参  議  院  議  長  様
内 閣 総 理 大 臣    様
副総理・財務大臣      様

総務大臣           様

文部科学大臣        様

経済産業大臣        様

内閣官房長官        様