sablioさんが書いてくださった“脱脂粉乳”を知っていると言うと年齢がばれてしまいます(笑)が、これ、ほんとうにまずいものでしたよね。

 ただでさえまずいのに担任が、授業中にうるさかったというような理由だったとおもうのですが、たびたび給食をお説教で“お預け”にするのです。するとどんどん冷めてしまいます。温いうちはまだしも、冷めるとまずさが倍増します。食器がアルミだったせいか、脱脂粉乳にもともとある変な金属臭も強くなって。冷めたときにはみんな真っ先に鼻をつまんで飲んだものです。

 このこと自体にも時代の変化があります。ここ二~三〇年は、先生も給食を残すなと厳しく言わないそうです。

 “進駐軍の払い下げ”と聞かされていましたが、最近どこかで読んだところでは、家畜の餌を回してきたのだと。進駐軍の払い下げどころじゃない。ネット上ではある人たちによる人間の家畜化計画が取り沙汰されていますが、これに関しては今に始まったことではないようです。


  因みに進駐軍というのも、全滅を“玉砕”、敗退を“転進”と言っていたのと同類で、占領という語の婉曲表現です。