地球に水がたくさんあるとおもうのは錯覚で、海水がほとんど。

 日本は雨が多いので、“資源に乏しい”というのは錯覚で、水資源に関しては豊かな国のはずだった。が、林は荒れ放題、ダム機能と食糧生産と一石二鳥だった中山間地の水田も荒れ放題。

 以下のような“膜”を造るのに環境汚染はないのか、エネルギーはどうするのか。


 「微細な穴があいた特殊な樹脂に、汚水や海水を通して不純物を除去する」水処理膜に、MFとROとあり、前者が得意な三菱レイヨンと、後者で世界3割のシェアをもつ日東電工が統合交渉中―もう統合したのかどうかは不明ですが―何しろ今見ている記事が昨年の10月9日付けなので。

 MFは比較的穴が大きく下水処理用精密濾過膜。後者は穴が細かく、海水淡水化などに使う逆浸透膜。海水淡水化は両者を併用する場合も多いという。

 「全面統合が実現すれば、新会社の売り上げ高は単純合計で約400億円規模となり、プラントメーカーを除く水処理膜メーカーでは国内2位の東レの水処理事業(約470億円)に匹敵」する。

 「水処理事業の世界市場(05年は60兆円)は25年に111兆円に拡大する見通し。水処理事業の売上高が1兆円を超える仏ヴェリオア・ウォーターなど「水メジャー」

と呼ばれる欧州勢は、水処理膜や水処理施設の受注をアジアで拡大。ダウ・ケミカルやゼネラル・エレクトリックなど米国勢も、企業合併・買収(M&A)で膜事業を拡大している。」