イタリアのセベソ(ミラノの北25km)で。新宿区に相当する地域にダイオキシンが飛散、周辺で「鶏、兎、猫等の家畜が大量死したり、奇形出生率が高くなった」[ウィキペディア 以下も「」内は同様。]という。1976年のこと。「運転指示書を無視した作業員の人為的なミスにより反応が熱暴走」したのだそうだ。

 大事故だが報道を覚えていない。マスコミがあまり報道しなかったのか、わたしが気づかなかっただけなのか。因みにこの事故のことを知ったのはイタリア政府が事故の意味を発表したのは1週間後だったらしい。

 “もの”が放射線・放射性物質ではないけれどもチェルノブイリや東海村となんだかそっくりだ。

 今日の事故はだいじょうぶなのだろうか。今の時点で大火傷をしていないというようなことは、広島・長崎のときではないが、これからの被害者や周辺住民の完全治癒・健康を意味するとは言えない。