発達と栄養③-2

甘いものを食べると落ち着く・・低血糖症の改善方法は?

 

 

こんにちは!サンコー薬局羅漢店の岡本です。

 

今回は、前回の続き、低血糖症を改善していくための対策についてのお話です。

 

発達障害や、低血糖症の改善を目指す糖質コントロールにはコツがあります。

いわゆる、ダイエットや糖尿病の場合の糖質制限とは異なり、

血糖値の大きな変動を作らないよう、安定させることを目指します。

 

 

~低血糖症に対する対策~

 

①    食べる順番に気を付けましょう

まず食物繊維が豊富なお野菜⇒お肉や魚などのたんぱく質⇒最後にご飯などの糖質を取るようにすると、緩やかに血糖値が上昇し、緩やかに下がっていきます。

 

②    食べるものや食べ方の工夫

食事と食事の間が空きすぎないよう、上手に捕食を取り入れるのも一つの手段です。

場合によっては少量の食事を1日5食こまめにとることでうまくいく場合もありますし

おひとりおひとり、その人にあった糖質の取り方の工夫をしていきます。

発達障害の有無にかかわらず、夕方や早朝には低血糖になりやすい人は、

実はかなり多くおられます。

朝なかなか起きられなかったり、夕方になるとだるさや眠気が出たり、イライラしたりするタイプの方がこれに当たります。

また、夜間に低血糖になりやすい方は、どんなにしっかり睡眠時間をとっても体の疲れが取れず、朝もだるく、中途覚醒がおこりやすくなります。

これを避けるためには、夕方や夜間の低血糖を防ぐために、応急処置的にチョコや飴をゆっくり口の中で溶かすのも、血糖を維持してくれる方法として有効ですね。

反対に、ジュースなどは一気に血糖値を上げてしまうので避けましょう。

夜間低血糖を防ぐために、血糖値が上がりにくいナッツやゆで卵などを捕食するのも良いと思います。

おにぎりやパンは血糖値を急激に上げてしまうので避けましょう。

0キロカロリーの飲み物やおやつは逆効果ですので気を付けてくださいね。

 

③    ビタミンB群を満たす

発達障害の患者さんは糖新生(肝臓でブドウ糖を作り出して血糖値を維持する)がうまく機能しないことが多く、ビタミンB不足がとても多いことも分かっています。

ビタミンB群は糖代謝に関与しているため、糖新生にも影響します。

糖代謝に欠かせないビタミンBが足りなければ、糖質をエネルギーとして利用することができませんし、糖新生ができなければ血糖が下がってもブドウ糖を補給できず、低血糖に陥りやすくなってしまいます。

ビタミンBは消費量がとても多く、ストレスや集中、薬の服用、アルコール摂取など、いろいろな場面でどんどん消費されてしまいます。

まずはしっかりとビタミンB群を補給することを基本としていきましょう。

 

 

 

次回は、糖質を抑えた分のエネルギーをどう補っていくか、というお話をしていきます。