帯状疱疹が眼にできると失明を引き起こす可能性がありますが、近年、眼部の帯状疱疹の発症率が増加傾向にあることが報告されています。

 

 幼少期にかかった水疱瘡(水ぼうそう)のウイルスは、体内に長年潜んでいた後、加齢などで免疫力が低下すると再び活性化し、帯状疱疹の発症につながります。帯状疱疹患者の約20%では眼の周囲の神経が傷害され、強い痛みを引き起こすほか、発疹や腫れ、炎症、結膜炎を伴う場合もあります。また、角膜に傷や水疱ができると、最悪の場合には失明に至ることもあります。

 

 今後、帯状疱疹のワクチン接種が普及すれば、このような帯状疱疹の増加は食い止められる可能性が高く、2017年に米食品医薬品局(FDA)により承認された「シングリックス(商品名)」は、50歳以上の健康な人で97%の予防効果が示されています。