スマートフォンやパソコンの光に多く含まれるブルーライトは、網膜に届く光の中では最も強く、その影響は世界的にも関心が高まっています。

 

 マウスを使った実験では、ブルーライトの照射により、網膜の中の視細胞や網膜色素上皮(RPE)細胞といった、視覚に関連する細胞だけが選択的に障害されることが明らかになっています。一度障害された視細胞や網膜色素上皮細胞は再生せず、マウスやラットでは光刺激が続くと失明してしまうことも以前から知られています。

 

 目に入る光の強さや時間は加齢黄斑変性などの網膜疾患にも関係することから、将来のリスク軽減のためにも適切な使用が肝要です。加齢黄斑変性は、欧米では成人の失明原因の第1位とされる疾患です。