米カリフォルニア大学のChun-Ming Huang氏らは、ニキビの発生に関与する皮膚の常在菌が放出する毒素を標的としたワクチンの効果を「Journal of Investigative Dermatology」誌に発表しました。
 

 ニキビの原因には、皮膚の常在菌の一つであるプロピオニバクテリウム・アクネス(アクネ菌)が知られており、アクネ菌が産生するCAMP(Christie-Atkinson-Munch-Peterson)因子と呼ばれる毒素が炎症を引き起こすと考えられています。今回報告されたニキビワクチンは、このCAMP因子を標的とした抗体を用いたもの。Huang氏らは、ヒトのニキビ病変組織を用いた実験で、ワクチンによって2種類の炎症性サイトカインの産生量が大幅に減少することを確認しました。
 

 今後、臨床試験でワクチンの効果が確認されれば、3~5年以内に実用化できるのではないかと予測しています。