デンマークのMorten Schmidt氏らは、同国の全国民をカバーする医療保険データを分析して、各種消炎鎮痛剤(ジクロフェナク、ナプロキセン、イブプロフェン)の使用開始から30日以内の主要心血管イベント(MACE)の発生率を比較し、ジクロフェナク(製品名:ボルタレン)の心血管リスクが高かったと報告、詳細がBMJ誌に掲載されました。
 

 非使用者群と比較したジクロフェナク群の複合イベント発症率比は1.5と高い結果となりました。複合イベントを構成する項目は、心房細動・粗動1.2、脳梗塞1.6、心不全1.7、心筋梗塞1.9、心臓死1.7でありました。
 

 また、ジクロフェナク群では使用開始から30日以内の上部消化管出血のリスクも上昇、非使用者と比較した発症率比は4.4倍でありました。