国立長寿医療研究センターと島津製作所の研究チームは、アルツハイマー病の原因物質の脳内への蓄積を、わずかな血液で調べることができる検査法を開発し、英科学誌ネイチャー(電子版)に発表しました。

 

 調べるのは「アミロイドベータ(Aβ)」というたんぱく質で、発症の20年ほど前から脳に徐々に蓄積するとされています。Aβは血中にわずかな量しか含まれておらず、血液検査で調べるのは難しいとされてきましたが、研究チームは、Aβの蓄積によって変動する複数の関連物質の比率から脳内の蓄積の度合いを推定する技術を開発し、わずか0・5mlの血液で測定できる方法を確立しました。日本人121人とオーストラリア人111人を対象とした成績では、約9割で、Aβの有無を正しく判定できました。