Ordóñez-Me氏らは、大腸がんを発症した1万2,414例(診断時の年齢中央値は64.3歳)の喫煙行動が予後に及ぼす影響についてメタ解析を行いました。非喫煙群に対する喫煙歴(現在は非喫煙)群、現喫煙群のハザード比(HR)はそれぞれ1.12(95%CI 1.04~1.20)、1.29(同1.04~1.60)でありました。すなわち、なんらかの喫煙歴がある患者では、喫煙歴がない患者に比べて、死亡リスクが高い結果となりました。また大腸がんの診断後も喫煙していた患者(現喫煙群)と比べて、禁煙した患者(喫煙歴群)では、死亡リスクが22%減少(10年未満HR 0.78、95%CI 0.69~0.88、10年以上HR 0.78、95%CI 0.63~0.97)、大腸がん死のリスクも24%減少していました(10年以上HR 0.76、95%CI 0.67~0.85)。すなわち、大腸がん診断後に禁煙した場合には、喫煙を続けている場合に比べて予後が改善されていました。