週55時間以上でリスクは4割増

 労働時間が週40時間以内の人と比較して、週に55時間以上労働する人は心房細動(AF)発症リスクが4割増しとなることが、欧州におけるメタ解析により明らかになりました(Eur Heart J誌9月17日号)。

 

 解析対象となったのは8万5494人、うち男性は35%で、ベースライン時の平均年齢は43.4歳(範

囲:17-70)。平均10年の経過観察中にAFを発症したのは1061人で、10年間の累積発症率は12.4/1000人。AF発症例の71.4%が65歳以前に診断されました。また、AF発症例のうち10.2%ではAF発症前に何らかの心血管疾患を発症していました。

 

 長時間労働は、肥満、余暇の運動部不足、喫煙、アルコール多飲といった健康的でない生活習慣と相関していました。更に、長時間労働者ではうつや不安症状が多い傾向にありました。

 

 年齢、性別、社会経済的状況(SES)で調整した解析の結果、標準的労働時間である35-40時間群と比較して55時間以上群のAF発症のハザード比(HR)は1.42(95%信頼区間[95%信頼CI]:1.13-1.80、P=0.0031)でありました。