糞便中カルプロテクチン

 潰瘍性大腸炎は、大腸粘膜に慢性の炎症を生じ、下痢や血便、腹痛を頻回に引き起こす原因不明の疾患。根本的な治療法は確立しておらず、多くの場合は寛解と再燃を繰り返す。

 

 従来、再燃の判別には大腸内視鏡検査が用いられていたが、今回、患者の糞便を用いる簡便な体外診断薬として、糞便中カルプロテクチンを測定する検査キットが発売された。潰瘍性大腸炎に対する侵襲性のない検査としては国内初。腸内の炎症のみを反映するため、正確に潰瘍性大腸炎の病態を把握できる。原則3カ月に1回を限度として保険適用が認められている。