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小沢一郎氏、募る危機感「小選挙区で敗れたら即引退」…衆院選岩手4区

スポーツ報知 12月12日(水)7時3分配信

小沢一郎氏、募る危機感「小選挙区で敗れたら即引退」…衆院選岩手4区
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15回連続当選を目指す小沢一郎氏の選挙対策事務所

 岩手4区で15回連続当選を目指す日本未来の党・小沢一郎氏(70)が「小選挙区で敗れた場合は議員を即引退する」との意向を選対関係者に伝えていたことが11日、分かった。逆風での戦いに危機感を募らせる陣営が明らかにした。

 「取材受けたことねんだけどなあ」。初当選以来、小沢氏の選挙を43年間手伝ってきた事務局の男性は、JR水沢駅前の選対本部で語り始めた。「緊張感、危機感はありますよ。攻めは得意だけど、守りは苦手だかんな。気を引き締めてる」。そして、ふと漏らした。「先生(小沢氏)は小選挙区で否定されたら議員を辞める、とおっしゃってる。当然ですわ」。過去一度も比例重複立候補をしたことがなく、今回も小選挙区一本の剛腕。落選の瞬間、政治家人生に幕を引くことになるかもしれない。

 父・佐重喜氏を継いだ1969年の初当選から14回連続で議席を守ってきた全国屈指の“無風区”に、初めて逆風が吹いている。民主を離党して新党を立ち上げた小沢氏に対し、4区内の「小沢系県議」10人のうち4人は党に残留。公示直前の今月2日になって、民社、新進、自由、民主の4党の職員として30年以上も小沢氏を傍らで支えてきた及川氏を独自候補として擁立。打倒小沢にかじを切った。さらに藤原氏にも自民の追い風が吹く。和子夫人の離縁状を巡る週刊誌報道などもあり、小沢離れは想像以上に広がっているとの見方もある。

 それでも陣営は「やることに変わりはない」と強調。今回も小沢氏本人は地元に入らず、運動員や支援者が山間部まで1軒ずつ回る「オリジナル小沢流選挙」を展開中だ。

 土が付けば剛腕は即引退の決意。一時代に終止符を打つ可能性を秘めた勝負は、最終盤を迎えている。

 ◆岩手4区(花巻、北上、奥州市など)候補者
 及川 敏章(56)民主新
 藤原  崇(29)自民新
 高橋 綱記(64)共産新
 小沢 一郎(70)未来前