長年食べ続けられてきた米ですが、政策の酷さにより日本農業は衰退の一途をたどっていて、消滅の危機にあるようです。
昨日、いつも買っている農家さんから配達していただきました。
「お米が少なくなってきたので配達おねがいします。」とメールしておくと、1週間以内に来てくださいます。
10キロ4千円です。
1年以上前、知り合いの紹介で買うようになった時には10キロ3600円でした。それでも、紹介してくれた方は「高いですよ!」とおっしゃっていましたので、農家さんは、4000円払うと私が申し出た時には驚かれました。
私は実家が兼業農家だったこともあり、農家さんの苦労が報われない現実を知っています。
それで、せめて自分のできる範囲で少し余計に支払うことにしたのです。それでも、スーパーで買うよりずっと安いのです。
近所のスーパーで、2キロ入りの米を買っていましたが、税込み1166円でした。10キロ買えば5800円になります。私は車を運転できないため、10キロ入りのお米を持ち帰ることができません。それで2キロずつ買っていました。
農家さんが得るお米の代金は60キロで1万1千円だと聞いたことがあります。すると、1キロあたり183円です。
どれほどお店が儲けているんだと、怒りのようなものが湧いてきますが、この現実を作ったのは政治です。
先進国と言われる国で食料自給率の高い国は、農家さんを補助しています。
農家さんが副業をしなくても生きていけるだけの価格で政府がお米を買い取り、消費者が買える程度の価格で売る、ということをしている国は食料自給率が高いのです。
食料自給率100%にするにはそうするしかないのです。税金はこういう所にこそ、使うべきですね。
私は若かった頃、アメリカ大陸のユタ州からコロンビア州までグレイハウンドバスに乗ったことがありますが、行けども行けども同じ景色が続きました。小麦畑が延々と続き、その次にはトウモロコシ畑が延々と続きました。ユタ州からコロンビア州までグレイハウンドバスで2日間かかりました。その間、小麦畑とトウモロコシ畑が続いたのです。
「アメリカは農業大国なんですよ」と知り合いに言われたことを、まざまざと見せつけられた思いでした。
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今回の動画の配信者、トモ農園のトモさんは、もともと
「遺伝子組み換えの技術で世界の貧困を無くしたい」
という思いで大学へ進み、それでは駄目だと気付き、農家さんになった方です。
農家さんの現状がどれほど厳しいものかがわかります。
一人でも多くの方が、近所の農家さんから直接、お店で買うのと同じくらいの値段で近所の農家さんから直接買うようになったら、日本の農業を守ることになりますし、私達消費者の暮らしも守れる事になります。
お米をずっと食べていきたい私達は、そうしていきましょうね。(^^♪