大かむろは、約10畳(江戸間サイズ)のデカい顔。
ブロンズ像の押しつぶされている人の身長を1.5m程度として、その顔の大きさは、幅4.5m×高さ3.5m程の大きだと推定。
夜、雨戸の辺りでガタッ!!と物音をさせ、何だろうと思い障子を開けた人の前にニューッと大きな顔が現われて驚かす。
一説には、狸が化けたものだとされる。
マンガ及びアニメでは、妖怪城の主「たんたん坊」として登場。
口から吐き出す輪っか状の青痰は、追尾式ミサイルのように獲物を捕捉し、終には体じゅうに貼り付いて、膠(にかわ)のように固めてしまう。
その硬さはセメダインの100倍だとされる。
また、目からサーチライトのような強力な光を放つ。
カラーアニメ版の印象からか、緑色が一番しっくりくる。
なっ。
◆初出
「妖怪城」 『週刊少年マガジン』 1966年10月9日・16日号 講談社発行
◆アニメ版概要
第1シリーズ 第3話「妖怪城」 1968年1月17日放送 (声 緒方俊也)
第3シリーズ 第1話「謎の妖怪城出現!!」 1985年10月12日放送 (声 田中康郎)
第4シリーズ 第66・67話「風雲!妖怪城(前・後編)」 1997年4月20・27日放送 (声 立木文彦)
第5シリーズ 第61話「妖怪城のたんたん坊」 2008年6月8日放送 (声 チョー)
第6シリーズ 第3話「たんたん坊の妖怪城」 2018年4月15日放送 (声 塩屋浩三)
◆参考資料
『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』 水木しげる 著 講談社 発行
『日本妖怪大事典』 水木しげる 画 村上健司 編著 角川書店 発行
『鬼太郎くんの仲間たち 妖怪「対比」図鑑』 水木しげる 監修 やのまん 発行
『アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎完全読本』 1週間編集部 編 講談社 発行
『アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎マニアックス』 一迅社 発行