わが国の領土でありながら、行くことができない「竹島」。

 

島根県では、竹島問題の広報啓発のため、2007(平成一九)年4月から県庁第三分庁舎2階に竹島資料室を設置し、竹島に関する文献や竹島問題研究会の研究成果などを公開。

 

 

竹島は、島根県隠岐郡隠岐の島町に属し、隠岐島の北西約158km、北緯37度14分、東経131度52分に位置し、東西の2主島と数十の岩礁から成り、その総面積は0.21平方キロメートル(東京ドームの約5倍)。

 

 

1618(元和四)年江戸幕府は鬱陵島への渡海について米子の大谷・村川両家に限り許可。1661(寛文元)年幕府の許可を受けた大谷・村川両家が現在の松島(現・竹島)で漁猟を開始。1696(元禄九)年幕府は鬱陵島への渡海禁止令を出す。現在の竹島はその対象外。1904(明治三七)年隠岐の中井養三郎が竹島の領土編入と貸下げを政府に請願。1905(明治三八)年1月28日閣議で「竹島」と命名し、島根県隠岐島司の所管と決定。同年2月22日島根県知事が「竹島」の名称と所管を告示。1952(昭和二六)年1月18日韓国が一歩的に李鐘晩ラインを発し竹島の領有を主張。現在、韓国が竹島に灯台、ヘリポートなどを築き、警備員などを常駐させて不法占拠。このため、わが国の主権が行使できない状態が継続中。

 

島根県では2005(平成一七)年2月の定例県議会で竹島の県編入100周年を機に2月22日を「竹島の日」と制定する条例を制定。

 

2007(平成一九)年4月島根県庁第三分庁舎2階に竹島資料室開館。

 

 

来館記念としてオリジナル缶バッジやボールペンなどを進呈。

 

◆施設概要

名称:竹島資料室

所在地:島根県松江市殿町1番地 島根県庁第三分庁舎2階

開館時間:9:00~17:00※諸事情により変更になる場合有

休館日:火曜日、年末年始(12月29日~1月3日)※諸事情により変更になる場合有

入館料:無料

●アクセス:JR松江駅より県庁前行乗車約10分「県庁前」下車すぐ