咳やのどの痛みの原因になってませんか?
「逆流性食道炎」をやさしく解説
皆さんは「逆流性食道炎」、略して「逆食」ともいわれるこの疾患はご存じでしょうか?
高齢化とともに食道裂孔ヘルニアなどが原因で胃液が逆流しやすくなるため、中高年層から増える見られる疾患とされてきました。しかし、近年は食生活の欧米化により10代からの若い世代でも発症が増加しています。
私も30代の頃から急に胸のムカつきが気になり、「もしかして何か悪い病気が…」と心配になって胃カメラを飲んだら、バッチリ逆流性食道炎でした。
いろいろと指導を受けたり栄養面を見直したことで最近は少なくなりましたが、それまで胸やけとは無縁だっただけに、最初はすごく焦りました。大好きなどら焼きを食べるたびにあんこで胸やけとか、悪夢です。
と、いうことで。
今回の50代からの健康ケアシリーズとして「逆流性食道炎」を特集します!
■ 「逆流性食道炎」とは?
逆流性食道炎は胃酸や胃の中のものが食道に逆流して、粘膜を傷つけてしまう病気です。
昔は日本では少なかったのですが、食生活の欧米化や肥満の増加などで、ここ20〜30年で急増しました。
症状の代表は胸やけや酸っぱいものが上がってくる感じ(呑酸/どんさん)がありますが、
中にはのどの違和感・声がれ・咳など、意外な症状が出ることもあります。
放置すると、まれですが「食道がん」につながることもあるため、軽く見てはいけません。
■ 注意点とチェックポイント
逆流性食道炎かな?と思ったら、次のようなサインに注意です。
・酸っぱい液が上がってくる感じがある
・のどのイガイガや声のかすれが続く
・食べ物がつかえる感覚がある
・夜、咳が止まらない
さらに体重減少・貧血・吐血(血痰)・黒い便などがある場合は、早めに医療機関で検査を受けましょう。
■ 食事・生活のポイント
薬に頼る前にできる工夫もたくさんあります。気になる状況の人や、普段から胃の弱さを感じる人はぜひ取り組んでみてください。
・脂っこいもの、辛いもの、アルコール、コーヒーは控えめに
・食後すぐに横にならない(2〜3時間は立ったり座ったりで)
・寝るときは上体を少し高くして、できれば左を下にして寝る
・お腹を締めつける服装は避ける
・体重を適正に保つ(特にお腹まわり)
実は「よく唾を出すこと」も役立ちます。唾液には胃酸を中和する成分があり、ガムをかむ習慣が逆流対策になることも知られています。
■ 最近の逆流性食道炎TOPIX
ここ数年、逆流性食道炎の治療や研究には新しい報告があります。
面白いところでは「左を下にして寝ると症状が軽くなる」という報告があり、ちょっとした寝る向きの工夫が役立つかもしれません。
また、薬で改善しない人に対して内視鏡で胃と食道のつなぎ目を補強する新しい治療が始まっているとのことで、体に負担が少ない方法として期待されています。
最後に気になるところとして糖尿病の新しい薬(GLP-1受容体作動薬)は、胃の働きをゆっくりにするため逆流の症状が出やすくなる可能性があると報告されています。服用中の方で気になる症状のある方は、医師に相談をしてみてください。
…いかがでしたでしょうか?
「寝る姿勢や食事の工夫で症状が和らぐ」というのは、ちょっと面白い報告だと思います。
知っているだけで、日常の対策につなげられるなら嬉しいですね。
ただし、生活習慣を見直すことで改善するケースも多いですが、長引く場合は必ず医師に相談しましょう。
また胃の不快感は他の大きな病気が隠れていることもありますので、定期的な検診をうけるようにしてくださいね。
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