6月病とは?意外と知らない
“梅雨の心と体の不調”の正体と対策
4月、5月のバタバタが落ち着き、「ようやく日常が戻った」と思ったら…
なんだかやる気が出ない、疲れが取れない、朝起きられない。
そんな不調が6月に増えること、あなたはご存じですか?
その正体は「6月病」。
5月病と似ているようで、実は全く違う原因で起こる“現代型の体調不良”と言われています。
今回は、6月病の原因・症状・対策について、医学的な視点を交えながらわかりやすく解説します。
◆ 6月病とは?
「6月病」とは正式な医学用語ではありませんが、6月に心身の不調を訴える人が急増する現象を指します。もともと「5月病」の概念が有名でしたが、近年ではより多くの人が6月に体調を崩すようになってきています。
・朝起きられない ・頭が重い、集中できない ・気分の落ち込み、イライラ
・食欲不振、眠気、疲労感
※対象は20代〜50代の働く世代や、家庭を支える主婦層にも広がっています。
◆ なぜ6月に体調を崩すのか?
6月は低気圧・高湿度の環境が続き、体がストレスを感じやすい。
その結果、自律神経の働きが乱れ睡眠・血圧・胃腸の不調が現れやすくなる。
原因②「4〜5月の緊張や環境ストレスの“反動”」
新年度の忙しさや変化がひと段落すると、一気に疲れが出ることも。
原因③「日照不足・ビタミンD不足」
梅雨の時期は太陽光が少なく、セロトニン(幸せホルモン)の分泌が減少。
結果、うつ症状や慢性疲労の引き金になることがある。
〇参考資料:厚生労働省『こころの耳』、NHK「きょうの健康」
https://kokoro.mhlw.go.jp/
https://www.nhk.jp/p/kyonokenko/
◆ 6月病セルフチェック!
□ 朝起きるのがつらい
□ 仕事や家事のやる気が出ない
□ 休日に寝ても疲れが取れない
□ イライラすることが増えた
□ お腹の調子が悪い日が多い
□ 家の中にいる時間が増えて気分が沈みがち
☑3つ以上当てはまる方は、6月病のサインかもしれません。
◆ 今日からできる6月病の対策3選
セロトニン分泌を促し、気分の安定に効果。
曇りの日でも自然光に当たるだけで効果あり!
対策②「温かい朝食と入浴で自律神経を整える」
内臓を温めることで交感神経が優位に。
朝の白湯やお味噌汁がおすすめ。
対策③「不調を我慢せず、人に相談する」
不調を言語化するだけでも気持ちが軽くなります。
医療機関やカウンセリングも早めに検討を。
◆ 6月病は、心と体の“梅雨バテ”
6月病は、気合いで乗り切れるものではありません。
心のSOSと体の疲れが一度に現れるこの時期こそ、自分自身をケアすることが大切です。
朝のリズム、生活環境、そして「相談する力」も健康の一部。
まずは、自分の心と体の声に耳を傾けてみてください。
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ご家族や職場の方とも共有して、健康な夏を迎えましょう。
文・構成:坂田年彦(認定理学療法士・スポーツ理学療法/人間科学修士)
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