こんにちは。
ライフコーチの村田早苗です。
キャリア支援やリーダー研修の現場で、1on1面談に関するご相談を
いただくことが増えています。
「1on1やってるけど、なんとなく雑談で終わってしまう」
「部下の本音が見えず、表面的な話しかできない」
「こちらばかりが話してしまって、対話にならない」
そんなお悩み、ありませんか?
実は、ちょっとした「質問のしかた」を変えるだけで、
部下の内側からやる気や主体性を引き出す1on1にすることができます。
今日は、コーチングのエッセンスを活かした“問いかけ”のコツをご紹介します。
なぜ「質問」が重要なのか?
1on1は、「上司が伝える場」ではなく「部下が話す場」
上司は話しすぎず、部下の思いや考えを“引き出す”役割に徹することで、
対話の質がぐっと上がります。
そのために大切なのが「質問」
良い質問には、こんな力があります。
・自分の中にある答えに気づかせてくれる
・視点を変え、新しい発想を促す
・自律的な行動につなげる
つまり、“問い”は、やる気のスイッチを押すツールなのです。
1on1で使える!コーチング的質問5選
① 「最近、うまくいったことってありますか?」
会話のスタートにおすすめの質問です。
成功体験に意識を向けることで、部下の気持ちが前向きになりやすくなります。
「うまくいった理由はなんだと思う?」と続ければ、
自然と自己分析・自己成長の対話にもつながります。
② 「どんなサポートがあれば、もっとやりやすくなりそう?」
部下が課題を抱えているとき、
つい「どうしてできなかったの?」と聞いてしまいがちですが、
この問いに変えると、未来志向で解決策を一緒に考える流れになります。
部下の「助けてほしいけど、言い出しにくい」という気持ちにも寄り添える質問です。
③ 「もし理想通りにいくなら、どんな状態になっていたい?」
現状ではなく“理想”を聞くことで、
部下の価値観やモチベーションの源にアプローチできます。
この質問は、目標設定の場面でも非常に有効です。
④ 「この仕事から、どんなことを学んでいると思う?」
どんな仕事にも学びはありますが、忙しい毎日の中で気づかずに流れていくことも多いですよね。
この質問を通して、「あ、自分はこんなことを身につけてるんだ」と部下が感じられると、
仕事への意味づけが深まり、やる気が高まりやすくなります。
⑤ 「このあと、どんな風に進めていきたい?」
1on1の締めにおすすめの質問です。
「じゃあ、がんばってね」で終わるのではなく、
次の一歩を自分の言葉で言ってもらうことで、行動の具体化・定着につながります。
質問は“投げる”のではなく“キャッチしにいく”
ここまでいくつかの質問を紹介してきましたが、
大切なのは「質問そのもの」よりも、「相手を思って問いかける姿勢」です。
表面的に問いを投げるだけでなく、
その言葉の奥にある思いや背景を、丁寧に“キャッチしにいく”つもりで聞いてみてください。
その姿勢があるだけで、部下は「本当に自分に関心を持ってくれている」と感じます。
「質問に自信がない」と思ったときは?
「自分にコーチング的な質問なんてできるのかな…」
そう感じた方へ。
まずは、今回ご紹介した質問のうち、ひとつだけでも大丈夫。
面談のときに、そっと引き出しから出してみてください。
それだけでも、きっと部下の表情や言葉が少し変わってくるはずです。
おわりに:プロコーチをつけるという選択肢
1on1の質を高めたい、部下との信頼関係を築きたい。
そんなとき、外部のプロコーチをつけるという選択肢もあります。
コーチングを体験することで、自分自身の問いかけ方が磨かれたり、
部下への関わり方に変化が生まれたりもします。
部下の力を引き出すには、まずは自分の「聴く力」「問う力」を育てることから。
あなたの1on1が、部下にとって
「話せてよかった」と思える時間になりますように。
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