田中英道氏の 日本文明史 「天平とルネサンス」編 の案内メールが届きました。
中で東大寺五重塔に触れているのですが、その塔の目的は、「ただ美しく存在すること」
としています。宗教的な存在理由を認めないのは残念です。
これ現代の寺社仏閣とは無関係に作られた、観光用の五重塔のことなら合っています。
三重塔、五重塔、七重塔、九重塔、十三重塔などの塔は、古代インドのストゥーバが
仏舎利(釈迦の遺骨)を奉る目的で作られていた物が中国で塔の形になり、それが
コリア、日本に伝わったとされるのが一般論のようです。
~中国では、塔の中に人が入り登れるようにできているらしいですが、日本のは、人が
入れるようにはできていません。仏舎利の上に人が立つなど論外でしょう。
~維持管理で人が入るのはやむを得ないでしょうが、上には立てないようにできている
はずです。
塔の存在理由は、仏舎利の保存。つまり、分骨されたお墓です。インドを離れてから豪華
絢爛な建物になり、寺の所在を示すランドマークの地位も得たということです。
おまけ:時代のどこかで、神社と寺が一体化したため、神社なのに塔があるというのが
結構あります。日光東照宮の五重塔は、彩色もケバケバしくお寺のものとは一線を
かくしています。これ、仏舎利の収納目的は無いでしょう。
~敷地隣の輪王寺と所有を争った時がありますが、彩色からしてお寺の物では
あり得なかった。
中で東大寺五重塔に触れているのですが、その塔の目的は、「ただ美しく存在すること」
としています。宗教的な存在理由を認めないのは残念です。
これ現代の寺社仏閣とは無関係に作られた、観光用の五重塔のことなら合っています。
三重塔、五重塔、七重塔、九重塔、十三重塔などの塔は、古代インドのストゥーバが
仏舎利(釈迦の遺骨)を奉る目的で作られていた物が中国で塔の形になり、それが
コリア、日本に伝わったとされるのが一般論のようです。
~中国では、塔の中に人が入り登れるようにできているらしいですが、日本のは、人が
入れるようにはできていません。仏舎利の上に人が立つなど論外でしょう。
~維持管理で人が入るのはやむを得ないでしょうが、上には立てないようにできている
はずです。
塔の存在理由は、仏舎利の保存。つまり、分骨されたお墓です。インドを離れてから豪華
絢爛な建物になり、寺の所在を示すランドマークの地位も得たということです。
おまけ:時代のどこかで、神社と寺が一体化したため、神社なのに塔があるというのが
結構あります。日光東照宮の五重塔は、彩色もケバケバしくお寺のものとは一線を
かくしています。これ、仏舎利の収納目的は無いでしょう。
~敷地隣の輪王寺と所有を争った時がありますが、彩色からしてお寺の物では
あり得なかった。