アニメのノラガミを見て改めて思ったことです。
 ~「ノラガミ」は、あだちとか原作、2011年あたりから月刊少年マガジンに連載し
  2022年現在も連載中です。全作マンガで読んでいます。
  コミックは25巻、マンガ掲載は第102ー2話が最新となっています。
  作中年月は数年ですがちゃんと経過しています。

さて、
記紀の記述通り、冥土の支配者はイザナミとなっています。
~イザナミ以外の死者の霊は、人格も記憶も何も無いイザナミに命じられるまま動く
 有象無象とされています。
 そして、生者・死者ともに冥界を逃れることは無いか困難とされています。

ここで、この様子が、一般の神道と違うことがわかります。
神道は我が家の理解ですが
   ~我が家の宗派は不明です。婿入りした曾祖父が神道で、曾祖父が祭った書き
    付けが神棚の神社から出てきました。これも婿入りの祖父が樺太に渡った時に
    仏教に変えたけど水子が出過ぎて神道に戻ったそうです。
    ~ただし、祖父が祭った者達の書き付けは残っていない。
 1:死んで50日経過で神になる。
   ~仏教は49日で仏になる。
    日数が違うように見えるが起算日が違うだけで同じ日になるそうだ。
 2:お盆の時期には、墓を経由して家に設けられた祭壇に一時帰ってくる。
   ~これ完全に仏教の影響ですね。
 3:いずれは、氏神様などに融合するから先祖と家族は一纏めで良い。
   ~名前生没年月日没年齢を書いた板をまとめて収納したものを祭る。
    個人書きで良いらしい。位牌は葬式用の粗末な物だけで不要らしい。
    ~兄は家を出て別に構えたので、そちらでは兄だけを位牌で祭っている。
   ~仏教は33年か50年で祭り上げをして終了らしい。
 4:神道に地獄は無い。

明治天皇は神様扱いになっていますから、今の天皇家が祭る神道は、記紀とは
違うようです。
伝承と、記紀成立時には、かなり乖離していたけど、そのまま書いたというところ
でしょうか。

おまけ:
 ノラガミでは、恵比寿は力業で冥土から脱出します。
 毘沙門と夜トは、裏技で脱出します。
 ~死者の野良は刀になったままで置き去りにされるのですがじきに脱出してきます。
  ~これご都合主義かな。
  術者は人間で、死後、記憶と能力を保ったまま別人に転生してくるのですが、この方法は
  最近になって解明されます。手段そのものは、毘沙門と夜トが脱出する方法と同じなの
  ですが、毘沙門と夜トは生者のまま生還し、術者は死者のためか実在の若い男に元の知識と
  能力を上書きする形で転生するという違いがあります。
   ~野良は死者なので同じ手段での脱出なら転生が当然となりそうですが、
    それでは、野良の使い道が・・・と考えた?