平成24年4月25日 第1刷
令和4年2月23日 第6刷

内容的には、日本の誕生 WAC の先行本であり、内容の矛盾はありません。
表題の本では「倭の五王」が扱われていますので買いました。
その当該部分の環境です。

11代 垂仁天皇 AD290~  この頃、卑弥呼以て死す
12代 景行天皇 AD320~  この頃、大和朝廷は邪馬台国を併合
              よって熊襲討伐が邪魔されること無く可能に。
              宮崎での戦闘記事は無し。豪族(日向に残された
              神武天皇の息子の子孫のはず)の娘との間にできた
              息子を国造として残したとある。
              もめたはずなんだが隠した?
              熊襲、隼人は神武天皇とは、本当に無関係だったのか?
              ~鹿島ー鹿児島の関係が消し切れていない。
13代 成務天皇 AD350~
   ヤマトタケル     熊襲討伐(最終)
         ~これまでに北九州北部は併合されていたことになり
          朝鮮南部の倭国の支配は大和朝廷に移行していたことになる
14代 仲哀天皇 AD355~  (ヤマトタケルの第2子)
ー  神功皇后 AD356~   朝鮮出兵

29代 欽明天皇 AD532   任那滅亡
        AD562   伽耶軍新羅に降伏

 倭の五王はBC410 より後の話になるので、倭国としてシナにいけるのは大和朝廷
 くらいになります。任那は健在ですから送り出すのは楽だったでしょう。
 ~記紀に訪問記事があれば、確実だったんですが。
 ~出雲の国譲りがずっと後なら出雲の国の誰かみたいなことも可能ですが、出雲の
  国譲りが九州併合より100年近く後というのは説明が無理でしょう。
 倭の五王の推理は明快です。多分間違いないかと。