古本屋で見つけた94年出版のシリーズ本です。

剣と魔法とエルフ、竜のファンタジーってとこですか。出てくる人間も、ちょっとすごい異能者ばっかりですし、ファンタジーとしても、そこまでありかという感じです。山田風太郎氏のバジリスク~甲賀忍法帖あたりに近いかも。ヒロインがヒーロー?にレイプされまくっちゃうので、ちょっと引いちゃいます。

さて、1のP122あたりに出てくる「皇帝チェス」に、将棋やチェスを遊んでいる人はしないだろうという間違いが・・・・ つまり、王手とかチェックメイトされないと詰んでいることがわからない人って、一手先も読めない人ってことで、ほぼ素人ってことなんだけど、ずぶの素人なら王手を逃げ続けてどこにも逃げ場が無くなるか呆れた相手が説明してから負けを認めるんだよね。即座に負けを認めるってことは少なくとも数手先から10数手先までは、読めるってことなんで変だよと。皇帝チェスは架空のゲームだろうけど、将棋やチェスでは、1手で逃げ場無しで即詰みというのは、素人を相手にわざわざ仕掛けないとまずできないだろうと思う次第。