ガンダム系のSFでおもしろい。でも、ガンダムのお約束に従っても、これはというのはある。

1.一冊の大学ノートに書かれた手記という体裁をとっているが、まったく手記らしくない。 ア)1巻目にして、すでに大学ノートの分量を超えている?短期連載の予定が人気のおかげで長期になったから? イ)リアルタイムの描写だけでなく思考を書き連ねている。贔屓目に見ても回想じゃない。 ウ)連載のせいだろうけど、しつこく何度も同じ回想をしすぎる。

2.突然ワープ?で初めて訪れた並行宇宙の惑星の恒星を見て、即座に夕日と決め付ける!

3.空中で、目の前の敵が一瞬で消える(移動する)という、すさまじい推力。ガンダムにも、こんなのあったかな?(ガンダムは、ほとんど見ていないのでわからない。小説版は、いくつか読んだが記憶に残っていない)無重力制御、慣性相殺技術は存在していないようなんだが。

4.10巻で、カギの鎖をアンテナとして盗聴器として動作させたというのだが、 ア)盗聴器本体はどこに?カギを細工したと? イ)常に盗聴器が動作していて、遠くまで届く。普通盗聴電波監視器にひっかかるだろう?盗聴電波を監視している正式な組織(軍、騎士団など)は存在しないのか?