ただただ暑い日々が続き、これといったオウワサもない日常をダラダラと過ごしておりまして、気付けば投稿もひと月以上開いております
そんな中、本日(令和7年9月12日)の読売新聞の解説・投稿欄に気になる投書があって、喉に刺さった魚の小骨の様に引っかかっております
かいつまんで書くと『今の日本の政界に、大谷選手の様な、素晴らしい人間性を備えた方がいてくれたら』*1というもの
一般の方の投稿なので何も底意は無いと思うのでございまして、素直に読めばよいのでございましょう
ただ媚メはほんの少しだけアニメ好きなもので*2、こういった英雄願望に対してはチョット反応しちゃうのでございます
ご存知の方も多数でしょうが【銀河英雄伝説】
その中で主人公の一人が「どうしてルドルフの様な独裁者を選んでしまったのでしょう」*1という戦災孤児の養子の問いに
「国民が、自分で考えることを怠けて、すべてを任せてしまったから」*1
と答えたシーンがございます
なんだか今の、威勢のいいモノ・声の大きいモノ・唯我独尊を謳うモノがSNSの力の下で大きな勢力を広げつつある状況に対する一つのテーゼではございませんか
英雄や天才は確かにアラマホシキものに侍りますが、こと政治・治世において、永続性のない英雄や天才に期待するのはどうなのかなあとおもう媚でございます
もちろん、その投書にそんな意図は無いのでございましょうが、意図せず個人崇拝を求めてしまう心境がなんとなくおっかないんでございます
ヒトラーもプーチンも選挙で選ばれた事に、自分で考えないっていう事の結果を見るのでございます
善政を施す名君が目立つのは、それがあまりに希少だという裏返しなのでございますね
*1 思い出しながら書いておりますので、原文とは異なります
*2 質疑・苦情受付ません



















