テン場の値上げについて | がんちゃんの雪山讃歌

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石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
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テン場の値上げに関する話題でtwitterが盛り上がっている。

五竜山荘、白馬大池山荘、白馬鑓温泉小屋のテン場が1張り2,000円+1人あたり2,000円に値上げされるらしい。

ひとりあたり最低4,000円。ふたりなら6,000円…昔の山小屋の素泊まり料金と変わらない。ついにここまで来たか、という感じだ。

 

全部確認したわけではないけれど他のテン場は昨年同様2,000円ポッキリのケースが大多数なようだ。

10年前はどこのテン場も一張り500円というところがほとんどだったのにこのインフレはすさまじい。

個人的には山小屋と比べて格差がありすぎる気はしたので多少値上げしてもいいかなぁと感じてはいたがここまで来るとどうなんだろう?

そもそも山小屋やテン場は競争原理が働かない既得権益の世界なので値上げします、と言われれば応じざるをえない。高いからといって他の安いテン場に泊まります、ということにはならないのだ。(他の山域に行きます、はあるかもしれないが)

もやもやするのはこの値上げしたお金がどこにいくのかわかりにくい点。元々テン場の整地やトイレ掃除は含まれていると思うがだとするとこの金額は妥当なのか。「原価」じゃない部分は単純に従業員の給料になるのか、登山道整備に使われるのかなんなのかわからない。値上げの背景が見えないのでもやもやする。

 

こうなると金銭的に余裕がある人しか泊り山行はできなくなるかもしれない。

貧乏人は山に来るな、もしくは体力つけて日帰りしろという傾向になるかも。

副作用で闇テンする人も増えるかもしれない。そうなれば環境破壊にもつながりかねない。

 

自分のスタイルは日帰りメインなのであまり影響は受けないが、きっとこの値上げの流れにガッカリしている人は多いんだろうなぁと思う。

 

あ、白山の南竜は今のところ相変わらず一張り800円らしいのでお得です。迷ったらぜひ笑

 

五竜のテン場が一張り2000円+一人2000円となるらしい。混雑は多少解消されるのかもしれないが…

 

白山の南竜は相変わらず一張り800円。登山者に優しい。