9/11 針ノ木岳 やっとできた種池からの周回 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
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昨日は8年ぶりに針ノ木岳に行ってきた。

針ノ木岳は今回で2回目。前回は2013年5月、まだ山スキーを始めたての時に「とりあえず有名なマヤクボ沢は滑らないとダメでしょ」という自分なりの義務感から訪れていた。

あれから8年!(綾小路きみまろ風に)無雪期の針ノ木に登る時が来た。

これという理由は特になかったが、まだ未踏の種池~針ノ木の区間にある4座、岩小屋沢岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳に登ろうというのが口実となった。

まだ登山を始めた頃は針ノ木峠でテントを張って、グルっと種池まで周回して扇沢に戻る・・・みたいなシミュレーションをしていたこともあったが、今となればこれくらいの周回なら断然日帰りの方が速い。準備と片付けのことを考えたらなおさらそういう選択肢になる。

土曜日は何とか晴れそう!ということで向かったが実際は雨…結構寒くて景色も見られず「なんで高速代かけてここまで来たの?」っていう感じだった。

 

スタートは扇沢から、柏原新道から種池を目指す。

 

雲は厚かったが朝のうちはまだ視界はあった・・・

 

種池山荘も久しぶり。爺ヶ岳も見えている。

 

未踏のルートへ足を踏み入れる。まずは岩小屋沢岳を目指そう。

 

こんなにトリカブトが群生しているのは初めて見たかもしれない。

 

爺ヶ岳を振り返る。美しい稜線だ。

 

黒部別山と奥に大窓。剱、立山は雲の中だった。

 

新越山荘と鳴沢岳が見えてきた。

 

後で降りる針ノ木雪渓。ほとんど雪は消えていた。

 

雨も降る中出てきてくれたのが雷鳥。親子連れが多かった。

 

ガスに包まれた稜線の雰囲気も悪くない。ただ、めちゃ寒かった。

 

スッパリ切れ落ちているところもあるのでナイトハイクやガスに包まれている日は要注意。

 

スバリ岳初登頂!

 

まだコマクサが残っていた。

 

そして二度目の針ノ木岳。最後まで雨と風とガスだった。

 

でもライチョウはここでもうじゃうじゃ。この春産まれた雛が成長していた。

 

針ノ木峠のテン場。ここに泊まることはあるのだろうか。

 

針ノ木小屋は営業中。

 

雪がない針ノ木雪渓も初めて。スキーなら下山も楽しいのに。

 

沢筋なので水場は豊富。

 

ああー稜線晴れてきてるんですけど!!

 

雪渓は通行止め。すべて夏道で通す。

 

こんな状態なので危ないよね。

 

末端も崩れている。

 

高巻きルートには鎖場もあってビックリ。イメージと違っていた。

 

雪渓の上空の湿った空気が冷やされて雲になっていた。

 

無事げざーん。

 

扇沢駅は空いていた。時間的なものかもしれないけど。

 

晴れ予報を信じて遠出してきたが見事に裏切られてしまった。

でも体力づくりにはなったし、未踏のピークも踏めたし、たくさんのライチョウにも会えた。

また次回訪れる口実ができたと思えばこれはこれでよかったのだと思う。

 

ルートやコースタイムなど詳細情報はヤマレコへ!