厳冬期水晶岳-赤牛岳ワンディ | がんちゃんの雪山讃歌

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石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

厳冬期最終日となった先週日曜日の2月28日、パクが前人未到の記録を打ち立てた。

 

「厳冬期水晶岳-赤牛岳単独ワンディ」

 

 

いつも地獄軍団では「今週末行ける人~?」「行きたいところある?」みたいな感じでメンバーや行き先を決めるのだが、先週末はパクは「お休みします」、大魔人サンは「富士山で足の爪を痛めてスキーブーツ履けないので休戦します」という反応だった。

厳冬期最終日でピーカンが予想されているのに残念だなと思っていた。

 

が、しかし、ふたを開けるとパクは赤牛ワンディをやってるし、大魔人サンは奥穂ワンディをやっていた。

「休みます」とか「休戦します」の言葉遣い間違ってない??笑

 

ここ最近厳冬期の山行のレベルがどんどん上がっているように感じる。

数年前までは白山や立山ワンディだってほとんどやる人はいなかったのに最近はちょいちょいやる人が出てきている。

そもそも地獄軍団としても、過去には天気の良い日を狙って白山へ行っていたが、最近は地獄だろうがなんだろうがお参りにいく、みたいなスタンスに変わってきている。

厳冬期の槍ヶ岳も昔はハードルが高いイメージだったが、割と最近はサクッと行ってこようみたいなニュアンスになっている。

 

厳冬期登山のインフレだ!

 

この展開、ちょっとドラゴンボールを思い出した。

最初は天下一の武天老師さまが一番強い人だったのに、ピッコロ大魔王、サイヤ人、フリーザ、セル…みたいな感じでどんどんグレードアップしていく。

武天老師こと亀仙人が

「天下一の武天老師、そう呼ばれた時代が懐かしいわい」

というセリフを吐いていたことがあったが、そんな感覚なのかも。

 

ドラゴンボールに限らず、スポーツの世界でも技や記録はどんどん塗り替えられていくのが世の常。

これからも仲間と一緒に山を楽しめるように体力と登山技術の向上に努力していきたい。

 

センセーと自分が黒負山を目指していた頃…

 

パクは赤牛岳に登頂していた。おめでとう。