スポーツ界のパワハラ問題について | がんちゃんの雪山讃歌

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ネットニュースで今年の夏の甲子園を賑わせた星稜高校のサッカー部総監督がパワハラで職務停止になったというニュースが報道されていた。

 

部員に対して暴言を浴びせたり頭を叩いたりしたというものだ。

 

ここ最近はスポーツ界のパワハラに関する話題が増えている。

 

自分の認識では、このパワハラの流れは約1年前の日大アメフト部の反則タックル事件に端を発している。

 

そろそろ記憶も薄れかけているが、上記問題の発覚後次のような事件が次々と明るみに出た。

  • アマチュアボクシングのパワハラ問題 … 当時の会長の独裁政治、地元選手の優遇、代表外しを匂わせる脅しなど
  • 女子体操パワハラ問題 … 女子体操界の女帝による選手へのパワハラ。コーチの暴行疑惑も絡んで複雑な構図に。
  • 女子レスリングのパワハラ問題 … 日本レスリング協会の強化本部長の圧力により伊調選手が代表合宿に参加できず、コーチも無理やり外された。
日本のトップアスリートの世界でもこのような事件が起きているわけだが、先日小学校のミニバスケットボールの試合を見に行った際に監督やコーチが子供たちに怒鳴り散らすシーンを目の当たりにして開いた口がふさがらなかった。
 
怒鳴られた子供は明らかに委縮していて思い切ったプレーができていないし、周りの子供達も怒られないように恐る恐るプレーしているように見受けられた。
 
その光景はまさに昭和そのものだった。
 
自分たちが子供の頃は先生や親の体罰も当たり前だったし、根性論も当たり前だった。
「No1になることが全て」で、それこそ「2位じゃダメなんです」という時代だった。
 
だが、今の子供たちはSMAPの「世界に一つだけの花」に具現化されるように「オンリーワンで良いんだよ」と言われて育ってきている。
 
これからはひとりひとりのモチベーションを高めつつ多様性を容認しながら自主性を重んじるという世の中だと思っている。
 
ビジネス界でも昔ながらのパワハラチックな経営を続けている日本企業はどんどん世界から置いていかれようとしている。
 
世界のトップを走るアメリカ西海岸を中心とするスタートアップ企業は「多様性」や「モチベーション」、「チャレンジ」といったキーワードを掲げてどんどん成長していっている。
 
このままでは日本は沈没する。
 
決してスポーツ界だけの話ではなく、日本全体がマインドを変えなければならない時期に差し掛かっているのではないだろうか。
 
地獄の山行もモチベーションとチャレンジ精神が重要だ!