想い出の名峰 【平ヶ岳】 | がんちゃんの雪山讃歌

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石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

さあようやくゴールデンウィーク、システム屋としては改元対応があるので大手を振って休めないのが辛いところだが合間を縫って平ヶ岳に行くことにする。

 

平ヶ岳は以前紅葉シーズンに登ったことがあるが積雪期に訪れるのは初めてなのでギャップが楽しみだ。

 

今回の山行記録は明日のブログで紹介するとして、まずは以前登った時のことを振り返りたい。

 

前回平ヶ岳に登ったのは2017年10月08日(日)、紅葉シーズンの真っ只中だった。

 

平ヶ岳は百名山としては正直マイナーな印象が否めないが、実は日帰り難関な山として名を馳せている。

理由は、山中にテン場も小屋もなくそれなりのロングルートを日帰りで踏破する必要があるからだ。

 

一般的な山には小屋があり、1泊すれば登れないことはないのだが、平ヶ岳は基本的に鷹ノ巣登山口からの約20kmの工程を日帰りするしかない。

正確には工程の短い中ノ岐林道からのルートもあるのだが、特定の宿に泊まった人だけが使えるという、いわゆるインチキルートみたいな感じなのでやはりオフィシャルには日帰り困難な山なんだろうと思う。

 

ということで、自分も例に漏れず一般ルートとなる鷹ノ巣登山口からスタートすることになった。

一般的な平ヶ岳の登山口となる新潟県側の鷹ノ巣登山口からスタート

 


稜線に上がると南方に尾瀬の山々が見えてくる

稜線は単純に距離が長いというだけではなくアップダウンも多い。

泥道なんかもあって足場も悪かったり…良く言えば変化に富んでいて楽しいが、悪く言えばとてもめんどくさい感じだ。

池ノ岳まで登ると広大な平原が広がる。まさに「平ヶ岳」というイメージだった。

山頂部は本当に広かった。その名にふさわしい雰囲気だ。

 

高層湿原に草紅葉の景色が広がっている。

 

木道のおかげでかなり歩きやすい。

 

平ヶ岳山頂。三角点もあるのだが、最高点はここじゃない。

 

こっちが最高地点らしい。

 

平ヶ岳には「玉子石」と呼ばれるランドマークがある。

せっかく来たので行ってみようということで少し寄り道することにした。

おお!これはまさに玉子石!

 

誰かが乗せたとしか思えない形状。大自然の神秘だ。

 

日中になると中ノ岐林道からの団体登山者がわんさかと登ってきたので大渋滞になった。

混んでいる山はまっぴらなのでサッサと下山することに。

山頂部から逃げて鷹ノ巣へのルートに戻るとようやく静かな登山道歩きに戻った。

朝のうちは色が冴えなかった紅葉も陽が昇って鮮やかな色を出してくれていた。

素晴らしい笹原の景色。日本百名山の著者である深田久弥氏は今の登山道とは異なる写真の尾根を登ったようだ。

 

最後は紅葉のご褒美でご満悦。

 

今回はこの時のルートとは異なり南側の尾瀬から登る計画を立てている。

果たして予定通り平ヶ岳のピークを踏むことができるのか!?

 

今日の山行記録は明日アップします!