父親(肺ガンで他界)の10年間の闘病で感じたことを書きます。
一般人が思ったことで、医学的・科学的な裏付けがあるわけではないので、
その辺はご了承下さい。
まず、脳や心臓と違って、ガンで即死することはありませんから、時間的に
まだ余裕があります。
治療についてですが、手術の後にすぐに抗がん剤治療をするような場合、
まず患者自身の体がもつかどうかを最優先に考えた方がいいと思います。
手術で体が弱っているのに追い打ちをかけるような治療をして、体調が
一気に悪化して、本来なら1年や半年は生きられたかもしれないのに、
寿命を縮めてしまうことになりかねないからです。
ある歌舞伎役者さんも、手術をしたばかりなのに、抗がん剤治療をして
完全にガンを直すんだとインタビューに答えておられましたが、その後
まもなくお亡くなりになっていました。
私のお勧めは、体に無理して急いでガンを根絶するのではなく、発想を転換
して”体を持たせる”ことに専念した方が、結果的に少しでも長く生きることに
繋がると思います。
どんな病気もそうですが、私達が生きるということは、いかに体をもたせて
命を長らえるかということなのです。
そこで私達にできることは、免疫力をアップさせるものを体に取り入れて、
日々ストレスをためないで、気分転換をして無理のない範囲で体を動かしたり
することです。
そんな時、私が出会った本は東口高志先生の『ガンでは死なないガン患者』でした。
自分が普段感じていたことがたくさん書かれていて、うなずきながら読みました。
うちでやったのは、しいたけなどのキノコ類、もずく(フコダイン)、きんかん
(βクリプトキサンチン)、発酵食品(乳酸菌)など、ガンに良いと言われている
食べ物をサプリメントではなく、食事で摂るようにしました。あと食後にリンゴを
数切れたべるようにしたら、ほとんど風邪をひかなくなりました。
肺ガンの患者には、風邪は大敵なので、寒くなったら、ハイネックの服をきたり、
マスクをして冷たい空気を直接吸わないように喉を保護していました。
闘病中の10年で、放射線治療の機械も進化しましたし、新しい治療法(プラチナ
製剤+放射線)も出るし、抗がん剤(キートル―ダ)も進化していました。
体をもたせていれば、新しい治療法で命を延ばすことができるかもしれません。
あとは、ガン患者だけでなく、みんなに言えることですが、後悔しないように
やりたいことをやれるうちにやって、いろいろなことに感謝しながら精一杯
生きる。
以上が私が感じたことです。
読んで下さってありがとうございます。