昨日「断捨離」しました。
10年愛用したトレンチコートと、セーター数枚。
靴は10足捨てました。
まだブーツ3足とシューズ1足、パンプス2足を捨てるかどうか悩みながらも、ひとまずいったん終了。


女性はみんなそうだと思うけれど、
365日かけてもクローゼット内の洋服を網羅できません。

わたしは、結婚する前に購入していたマンションの4畳あるクローゼット内もぎゅうぎゅうです。


これらを買っていなかったなら、どんな体験が出来たんだろう。
どれほど貯金が出来たんだろうと思うことしばしば。

それでも、捨てたものは履き潰すくらいのお気に入りの靴や大好きなブランドばかり。
ありがとうって言うように有名なお片付けのキラキラなんとかさんが仰っていたから、何度もありがとうって伝えました。
良く考えてみると着るもの、着たいもの、着れるものは限られていて、
好きな洋服ばかりに手が伸びることもあたり前の話。

 


だとしたなら、それほど数を持っていても仕方ないなという結論に達しました。
男性だったなら、ジョブスがやっていたように、
黒いTシャツとジーンズを複数枚持っていつも同じスタイルでいる。
今日は何を着ようかと考える数分も無くして、ライフスタイルの効率をあげていく。
そんな生活もいいなと思い始めています。


経営者という肩書きを頂くまで私は、本当の意味で「お金」の大切さがわかっていませんでした。

会社員の時からさほど働き方は変わらないけれど、それなりのお給料を頂いていて、経済が安定していたことも理由ですが、経理として十数億の現金をいつも目の前で動かしながら不景気って何❓と思わせてもらえるほど忙しく、どんどん会社が大きくなっていったからかもしれません。


貧乏だった幼少期も、働いて稼ぎだし自由を手にしてもこの脳天気な性格は何も変わらず、どんなことも苦労と思わない性格からか、会社員全盛期は「お金がなくなるとかって意味がわからない」とずっと本気で思っていました。


素晴らしくカリスマ性ある経営者のもとで働かせていただいていた(あ、ちなみにいまもこのグループ会社の経営者をしています)おかげで、若い頃から贅沢をさせていただき、年齢に関係なく実績報酬としていい生活もさせて頂きました。今思うと幸せで生意気な20代後半から30代でした、恥ずかしいくらいに。

欲しいものは自分で稼いで買えるということを知ってからは、手に入ると思えば必ず手に入ると、欲しいものは絶対に手にいれることをずっと実践してきた30代の時の私は、本当に周りからすると群れることをしない生意気な女子だったと思います。


それが、飲食店事業のさっくるの代表となり、その規模が拡大するにつれ、わたしは「お金ってなくなっていく」ということを知ります。

 

どこにでもよくある話ですが、経営は何も難しくなく足し算引き算の世界だから、引き算が増えるとお金はなくなるものです。
初心者経営者がよくやる間違いは数点ありますが、よくあるひとつが希望的観測で足し算をみこみ、引き算を増やしてしまうこと。

 

机上論で現場の労務管理や会社の決算をしている時には、人には普通にそれを語っていたのに、自身が経営者となったときには、毎日どこかで希望を持ってしまう。人って不思議だな〜と思うわけです。見事に私はそれで何度も失敗してしまいました。笑

そうして、今まで自分の経済のことだけ考えておけばよかった私が、経営者になってからは彼らの生活の先も気になるようになります。お金がないと何も出来ない。から、大切な人を守るにはお金が必要であることを身を以て体験し、その人数が増えると私は守れる限界があることも知りました。今の私は壮大な夢を持ち合わせていません。目の前のいまや、名前も顔も分からないスタッフさんのお給料を維持し続けること、そして1円でも豊かになっていただくこと、その延長線上でしか夢は語れず、夢は追えないはず。私にはそれしかないです。

 


経理出身のわたしは、情は無用で。とにかく数字の中で生きてきたので若い頃は「影の黒幕」とか、「女帝」とか、「鬼軍曹」とかいわれるほどでした。(あ、いまも「鬼軍曹」ってサックルのスタッフからは言われてるみたいだけど(笑))
そういう存在がいてくれて初めて会社が発展したと、社長は言ってくれていたけれど、
この時は明らかに、勘違いが始まったやっぱり生意気な女子だったのだとおもいます。


そんな私が、いつからか畑の違う世界で仕事をしていくうちに大きな変化が起こります。経済的不安を抱えていると職人は料理にも影響がでることも分かり、包丁を握れない私は、彼らに頼らなければいけないことだらけで、納得できないこともグッとこらえたり、どこかで妥協も覚えました。

 

そうして自分のお金で会社のために何かをすることも当たり前となりました。当時の部下や同僚、時に上司さえ「さなえちゃん、変わった。丸くなった。」といいます。

ここ数年、欲しいものもなくなってきたのは、こうした経緯もあり
「今の時代、経営者がいつどんなときでも、会社を守れる状態でいるために個人資産をいかに持つか」

ということが大切だと感じはじめたから。


規模が大きくなればなるほど、身勝手な出費はおさえたいと思うようになりました。
それにまつわる細かいエトセトラは割愛するとして、(いつかそれの信念をかけたらいいな)今私は本気で経営者になろうとしている過渡期だと自分で思っています。
まだ経営者としてスタートラインに立ったばかり。

 


いつもいつもスタッフのことばかりを実は私は考えています、しつこいくらいに笑
そして、今後は飲食店のみならず、また飲食店にあらずという精神をもって邁進していこうと思っています。そう思えるのはたった1人でも一緒に働いてくれる人がいて、たった1人でもさっくるを応援してくださるお客様が待ってくれているからです。