サナダヒデトと夜空の日記

サナダヒデトと夜空の日記

うたうたい

誰かに聞いてもらいたい独り言のような日記です。
時間を持て余した真夜中にでも読んでいただければ。

Amebaでブログを始めよう!

昨日、大友に聞かれたんだけど、オープニングゲストって何?って。

 

これ、オープニングアクトってするとなんか格下な気がしない?

あと、そんなに良いステージじゃなくても良い気がしない?

 

若手のお披露目の場みたいな。

 

お客さんも前座でチケット代の分の満足度を回収するようなケチじゃないでしょ。

 

 

 

でもこれを「オープニングゲスト」ってすると絶対、盛り上げなきゃいけない責任感みたいなのが生じない?

 

今回の四日間、それぞれの日に自分なりに誘わせていただいたコンセプトがあって、本編の演者でそれが完結してるのです。

 

その演者の方たちにはなるべくイベントの流れやらを意識せずに、気をつかって俺のレコ発とかどうでもよくて、いつもどおりに素敵なステージを繰り広げて欲しくて。

 

ただ主催としてはイベントの流れも気になる。

流れも気になるし、流れは気にして欲しくない。

矛盾した話です。

 

それとは別の話で、自分の大切なイベントにいてほしい人間がいて、その人を前座として扱うのは恐縮する。

信頼できる人間に当日の会場の一番最初の「火入れ」を任せたい。

そう思って「オープニングゲスト」の枠を作って声をかけさせていただいた次第です。

 

昨日の大友はよかった。

ってかあいつ生きててよかったー。

 

今日のオープニングゲストは四丁目のアンナです。

じわっとあたためる熱の入れ方もあれば、火炎瓶を投げ込むようなやり方もあると思う。

どんなやり方かは知らないけど楽しみ。

今日はシングル「けものの学校」発売です。

1. けものの学校

2. ぼくはボブマーリーになれない

3. スワンソング

の3曲入りで¥1000です。

 

通販はもう少し待ってくださいね!

 

今日はおそらくは自分がin stateと最後の対バンなのですが、ステージの上でインステを奉るようなことは言わないし言えないので

少し書きます。

 

好きな先輩です。

尊敬とかとはちょっと違うかもしれないけど、たくさんステージを見たし、何度も乾杯した先輩です。

ファンの人は寂しいと思う。

それを今日、邪魔する気はまったくない。

たくさん楽しんでほしいと思う。

 

俺もシングル発売!

めでたい!

たくさんお祝いしてほしい!

 

どっちの感情も混ざり合って最高の夜になればと思う。

 

俺が昔、教えてもらったとても大切なことを書く。

その人は大御所の前座とかをよくやっている人で、その前座のステージで真打ちを食うような盛り上がりを見せることがたくさんあったらしい。

でもその人はすごく冷静で、だからといって真打ちのファンが自分のファンに鞍替えするようなことはないんだよって。

え?なんでですか?良かったらこっちのファンになってくれるような気がするけどと普通は思う。

 

例えば俺がその時に戦ってるのはそのファンとバンドが歩んで来た20年の歴史だったりするんだよって。

どんだけ良いライブをしたとしても20年の歴史には勝てないよ。

20年も好きになるくらいのひっくり返るような良いステージがたくさんあったはずだからって。

 

じゃあそもそも対バンイベント自体でファンを増やそうとか思ってるバンドマンの考えって全部無駄じゃんって思う。

いや違うんだよって。

今日が自分とその人たちの歴史の初日なんだって。

だからこれから20年好きになってくれるようなステージをかますんだって。

 

今日が俺とあなたと「けものの学校」ってシングルと一緒に歩く初日です。

ここから20年、好きになってもらえるようなステージするよ。

 

 

 

 

 

でもそれとは別に歴史なんてどうでも良くて今この瞬間に鳴ってる音がすべてっていうのも真実。

どっちも本当のこと。

この世界には嘘のことも本当のこともたくさんあるんです。

 

だからこそ愛してるがいつだって真実でありますように。

友達が死んだ。

 

旅に出る前の日に知らされた。

反射的に涙はこぼれたけれど、なんとか途中で飲み込んだ。

目を腫らしてステージに立つわけにはいけない。

自分という人間をロックスターだと信じて会いに来てくれる人がいる。

頬の内側を噛み締める。

 

旅は素晴らしいものだった。

朝が早かったから眠気は頭の片隅に残っていたけれど、競演者のリハーサルでの歌声が目を覚まさせてくれた。

自画自賛はなかなか恥ずかしいけれど、歌はよく響いたと思う。

最高のステージ。

 

ホテルの部屋に戻って暗くした天井を見上げた。

そこかしこにアイツがいた。

 

名古屋のパチンコは熱いといつも言っていた。

おい、名古屋までパチンコ打ちに行くからついてこいや、とも。

パチンコやらん人間を誘ってどうすんねん、アホ。

大阪から名古屋まで?

頭おかしいんちゃうか。

 

大阪。

自分が歩いたライブハウスまでの通り道、食事しようとぶらついた街、ホテルまでの帰り道、ホテルから新幹線の乗り口まで、すべてが一緒に歩いた事のある景色だった。

音楽の仲間以外で二人だけで一緒に遊べるのはソイツだけだったから。

 

最高のライブは続いた。

俺、仕上がってきてるよ。

お客さんも温かい。

楽しいな。

ねぇ、サナダヒデト、どうよ。

いいっしょ。

 

楽しい気持ちと一人になるとジワジワでなくズドンと振り落とされる悲しみが交互に来て、「あぁ、このままだと俺は頭が狂ってしまうかもしれないな」と思った。

 

大阪に帰る理由がまた一つ減った。

大阪で待ってくれている人がいる。

それが自分が大阪に帰る理由。

旅は好きじゃないから。

 

自分は友達は少ないかもしれないけど、それでいいと思っていた。

それくらい大事な友達だった。

 

帰りの新幹線。

満員の車内。

たくさんの人間の中で、そこにいない人間のこと、もう会えない人間のことをずっと考えてた。

 

もう会えへん。

なにやってんねん、アホ。

 

 

家に帰って玄関のドアに鍵をかけたら泣くと決めていた。