タイ料理は最高!

先週末にはタイのナコンラチャシマ県(コラート)にて、タイ全土からカウボーイが集まる大きなロデオイベントに参加してきた。コロナが終息しかけているタイではぼちぼちとイベントが開催されるようになってきた。

いつも乗馬に出かけるときは必ず現地のローカルグルメ、と言っても小さな村の食堂や屋台などの、いわゆるB級グルメという、しかしながら、味は絶品な現地の人に大人気なお店を訪ねてくるのである。今日のランチはここ「กินข้าวบ้านเฮ้าส์ーキン・カーォ・バーン・ハウス」(意訳すれば”お食事処”ーそのまんまですね)を訪ねてきた。

タイ中部の水源となる大きなラムタコンダム湖と、風力発電の大きなプロペラが立つ丘に続く国道沿いにある、小さな隠れ家のようレストラン。まだ12時前だというのにお客さんがたくさん。地元の人とバンコクから旅行で来たであろうグループがメニューを見ながらこれだ、あれだとワイワイやってる。

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定番料理はなんだろう…タイ語のメニューと睨めっこしながら思案していると店員さんが「これですよね?」とメニューの写真を指差した。ココナッツの実をくりぬいて、その実とレッドカレーのペーストを練り合わせ、更にシーフード(エビ・イカなど)を加えて、”ココナッツ”の状態で出てくるのである。その名も「ホーモック・タレー・マプラォ・オーン」。その芳醇な香り、なんというかタイの伝統料理に相応しい威厳と格式を醸し出すかのような食感。スープでもない煮物でもない、かといって定番のレッドカレーでもない。この店に来る客はみんな知ってるようで、すべてのテーブルにこの料理が乗っている。「じゃ、それください」と即答。

日本人には少し馴染みのない味と香りの料理だが、レッドカレーにハーブなどを使用して調味されるなんとも”まったり”な逸品なのである。タイが大好きな日本人の友人は、タイに到着してこのホーモックの香りがすると「あータイに来たなぁ!」という気分になるそうだ。そうして僕らも『まったり』気分でお店をあとにしたのである。また来よう!(終)