この前、テレビを見ていたら乃木坂46の生駒ちゃんやら星野みなみさんらが山梨の乾徳山に登っていたのをみてびっくりしました。

 

わたしも昨年6月にその山を登ったんですが、結構岩場のきつい中級レベル以上の山です。

 

さて、まだ、2年前の登山の話を消化しきれていないので、やらせていただきます。

 

 

 

◆2016年9月18日(日)

 

 

2016年9月18日6時6分、ついに日本百名山、五竜岳に登頂、ってとこから今回は始まります。

 

 

 

台風直下、背後に人はいないと思っていた筈だったが、6時31分、すぐにわたしの後を若い男の登山者がやって来た。

 

「おはようございます」

 

わたしはとっさにあいさつしたが、返事が返って来ず、しかも、五竜岳頂上にまったく滞在することなく、すぐにわたしを追い越して行ってしまった。

 

・・・へんな奴。もしかして幽霊?

 

わたしは単純にそう考えた。

 

 

 

 

6時29分、五竜岳直下の下りはそれほど厳しくはなかった。

 

と思っていたら・・・、

 

 

 

・・・おいでなすったな。

 

6時37分、G4と呼ばれる岩場の難所にやって来た。

慌てて五竜山荘で言われた通りにストック(クライミングポール)をたたんでザックにくくりつける。

 

 

 

こういう岩場になると垂直の岩の壁を三点確保(両手両足の4点中、常に3点をしっかり確保すること)しながら、這って行くしかない。

 

今回のこのコース、その三点確保の特訓道場みたいだった。

 

 

 

7時8分、この辺がG4の核心部である。

 

 

 

7時12分、「ようやく、G4が終わったと思ったら今度はG5かよ」と思ったが、

 

G4が終わったら、しばらく安心できた。

 

反対側から若いカップルの登山者たちがやってきた。

 

・・・こんな雨の日にすごいカップルだ。

 

 

 

8時5分、雷鳥クンの後をついていく形になった。

 

これは結構よくあるパターンでもある。

 

 

 

8時14分、北尾根ノ頭(標高2550メートル)を通過。

 

 

 

8時37分、口の沢のコルを通過。

 

「ここまで来たらもうハードなところはないよな」と思ったが、甘かった。

 

 

9時ちょうどぐらいに滝のように水が流れ落ちているほぼ垂直の岩場に到着。

 

反対側から降りてくる人を待って登って行く。

 

・・・まさか滝登りをさせられるとはね。

 

鎖に木の札が付いていて、「(キレット小屋まで)後25分」と書いてあったのが唯一の救い?

 

 

 

9時19分、ようやく、滝を登ったと思ったら、またもや滑りそうな岩登りが待っている。

 

 

 

9時42分、鉄の梯子を下って行く。そこにも木の札がついていて「(キレット小屋まで)後10分」と書いてあった。

 

 

 

9時46分、とうとう、待望のキレット小屋が現れた。

 

でも、足場が悪いので近くに見えてもなかなか小屋にたどり着けない。

 

 

 

9時51分、激しい雨の中、ようやくキレット小屋の前に到着。

 

 

 

「雨がひどいんで今日はこちらに泊まらせていただこうかと思っているんですが・・・」

 

「いや、明日も天気はこんなもんなんで先を行った方がいいと思いますよ」

 

朝、五竜山荘を出る時には、「こんな風雨の日に先に行こうなどとはとんでもない」って感じのトーンだったのに、キレット小屋の受付の人が全然違う感じだったので驚く。

 

もっとも、「山に留まらないで早く下山しろ」という趣旨は同じだったのかな?

 

キレット小屋ではカップヌードルを注文し、五竜山荘の弁当とともに食べる。

 

食べていると小屋の主人らしきじいさまがやってきて、やはり、先ほどと同じように「明日も雨だから先を行った方が良い」と言われる。

 

・・・わかったよ。行けばいいんでしょ。

 

 

 

10時48分、意を決してキレット小屋を出て出発。

 

小屋のすぐ脇をよじ登って、さあ、難所、八峰キレットに挑戦だ。

 

 

 

最初は結構イージーな感じだったが・・・

 

 

 

10時59分、「これから八峰キレットの核心部です」の標識があり、不気味な鉄梯子があった。

 

・・・なんか怖そう。

 

 

 

11時4分、コワそうな道は続く。

 

 

そのすぐ先の鉄の細い橋を通過。

 

 

 

 

 

 

 

11時11分、遠くから見ると「こんなん登れるかな?」って思える岩も近くに行ってみると意外にいけることがわかってくる。

 

 

 

11時26分、「キケン」って赤い文字にビビる。

 

 

 

 

12時8分、分岐にやってきた。その分岐からは鹿島槍ヶ岳の北峰と吊り尾根経由で鹿島槍ヶ岳の南峰へ行ける。

 

 

 

12時20分、まずは双耳峰である鹿島槍ヶ岳の北峰(標高2842メートル)を登頂。

 

しかしながら、北峰は鹿島槍ヶ岳の最高峰ではない。

 

 

 

12時43分、またもや雷鳥クンに会う。

 

 

13時1分、北峰から南峰へと吊り尾根を歩く。

 

 

 

13時5分、今度こそ本当の鹿島槍ヶ岳の本当の頂上である南峰に到達。標高2889メートル。

 

これで2016年になって石鎚山、剣山、両神山、恵那山、乗鞍岳、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、光岳、常念岳、五竜岳に続き、13座目の日本百名山登頂となった。

通算では槍ヶ岳、白馬岳、北岳、間ノ岳、鳳凰山、甲斐駒ヶ岳、蓼科山、仙丈岳、富士山、立山、白山、笠ヶ岳、丹沢山、空木岳、雲取山、大菩薩嶺、瑞牆山、金峰山、甲武信岳、剱岳、薬師岳、黒部五郎岳、八ヶ岳、穂高岳、焼岳、鷲羽岳、石鎚山、剣山、両神山、恵那山、乗鞍岳、塩見岳、悪沢岳、赤石岳、聖岳、光岳、常念岳、五竜岳、そしてこの鹿島槍ヶ岳で39座目である。

 

 

 

13時46分、鹿島槍ヶ岳を下山し、ようやく難易度Dの難所を抜けた、と思ったら、冷たい雹を含んだ激しい向かい風に先を進

むのが大変になった。

 

ちょうどその時、『謎の登山者NO.2』が後からやってきて追い抜いて行った。

 

今度はちゃんとあいさつしてくれたが、この人もなんか幽霊っぽい不思議な雰囲気をもっていた。

 

 

 

14時ちょうどに布引岳(2683メートル)を通過。

 

 

 

 

14時40分、冷池山荘のテン場を通過。その日の宿泊地冷池山荘がもうすぐだ。

 

 

 

ついに冷池山荘の赤い屋根が見えた。

 

 

14時50分、冷池山荘に到着。

 

・・・本当に疲れたぜ。

 

冷池山荘の食堂に飾られている写真。左にある赤い屋根の小屋が冷池山荘である。

 

 

台風直下なのに反対側から来た団体で冷池山荘は結構にぎやかだった。

 

彼らはみんなで山の歌を歌っていた。

 

♪おー、ヤッホー!おー、ヤッホー!♪

 

 

わたしは食後、その団体とは別のおじさんたちと話をしていた。

 

「医者にね。山登りは当分やっちゃいいけないと止められていた時に五竜岳に登りに行って五竜山荘に泊まったの。そしたらその医者と女の看護師たちが五竜山荘に泊まっていてね。怒られちゃったんだ」

 

なんて愉快な話をしてもらっていたら、さっきまでにぎやかに歌を歌っていた団体の女の子たちが来てその話に加わってきた。

 

「ボクが去年の10月に鷲羽岳と水晶岳を目指したら鷲羽岳で吹雪にあって引き返したんですよ」

 

わたしがいったら、

 

「わたしの時はばっちし水晶岳登れたわ。水晶岳で浄化してね」

 

わりといけてる女の子が言ってきた。当時わたしは(今もだが)職場のホモ野郎に付きまとわれていて水晶玉をお守りに持っていたので水晶玉を定期的に浄化することも知っていたのだが、敢えてその話にはのらなかった。

 

結局、最後は田中陽希の話になった時に年配の女性がちょっとヒステリックに「100名山のときが2014年で、200名山が2015年ですぅー」と言ったのをきっかけに場がしらけて談話はお開きとなってしまった。

 

・・・うーん、なんともいえねえ。

 

なんとも言えないのがもう一人。布引岳付近でわたしを追い抜いて行ったあの『謎の登山者NO.2』が、部屋も同室になったのだが、悪天候の中をその日、唐松岳からやって来たという。

 

・・・まじかよ。

 

その人、食事の時にはすうっといなくなっちゃうし、やっぱり幽霊っぽかった。

 

 

 

◆2016年9月19日(月)

 

6時ちょうど、シーフードのカップヌードルを食べた後に冷池山荘を出る。

 

 

 

6時3分、前を歩くおばちゃん3人組をはやく抜いてやろうと思いながら進んでいく。

 

 

6時13分、ようやく、おばちゃんたちを抜いて自分のペースでいける体制になる。

 

ところが、前方を傘をさしながら歩く不気味な登山者がいて、歩くのが速くないはずなのに追いつくことが出来ない。

 

 

・・・このひとは別の幽霊?それとも、昨日同室だった幽霊っぽいひとかな?

 

とにかく、MR.アンブレラには最後まで追いつくことができなかっただけでなく、途中で見失ってしまう。

 

 

 

6時57分、爺ヶ岳中峰に到着。

 

 

7時18分、爺ヶ岳南峰に登頂。

 

ちなみに爺ヶ岳は『花の百名山』。

 

 

 

7時48分、種池山荘に到着。実はここはおいしいピザが有名らしいが、わたしには知識がなく、名物のピザを食わずにスルー。

 

・・・くそー!

 

 

9時37分、ちょっと厳しいケルンを通過。

 

 

 

10時21分、登山口に到着。今回の登山はこれで終了。でも、扇沢駅まで道路を歩いていかなくてはならない。

 

 

 

10時45分、扇沢駅に到着。これで本当の終了。

 

 

 

当然最後はソフトクリームでしめます。

 

お疲れ様でした。