梅は古くからその気品のある花と香りから人々に称賛されてきました

御所の紫宸殿(ししんでん)の左近の桜も元来は梅でした。

縮緬香袋は=「梅」になります

 

清涼殿の梅が枯れたとき、代わりの梅を探して一本の立派な紅梅を見つけましたが

その木の枝に

勅(みことのり)なればいともかしこしこの鶯の 宿はと問はばいかに答えん音譜」という

歌の短冊が結ばれていました。

この歌を読んだ村上天皇はこの梅の木を元に戻し、後世に鶯宿梅(おうしょくばい)

として伝えられています。

 

  

(画像はお借りいたしました)

北野天満宮から神戸市内を観る

 

梅をこよなく愛した人に菅原道真(すがわらみちざね)がいます

 

道真の中でもっとも有名な梅を詠んだものではないでしょうか

この和歌が飛梅伝説の始まりなのです

 

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅の花 主(あるじ)なしとて春な忘れそ音譜

(東風が吹く春になったら かぐわしい花を咲かせておくれ梅の木よ

大宰府に行ってしまう主人(私)がもう都にはいないからといって

春の到来を忘れてはならないよ・・・)

 

           北野天満宮 本殿

 

道真を祀る北野天満宮では約二千五百本の梅が白と紅の彩り鮮やかに咲き誇り

薫香が風に運ばれてきます音譜・・・そんな想い浮かべる玄関のしつらいです