現在執行中の参議院議員選挙から、選挙権年齢が18歳に引き下げられました。
18歳選挙権導入の目的は、若者の政治意識を高め、若い人達の声を政治に反映させる事であります。
そして投票率にどう影響するか、という問題ですが、私は投票率が向上する可能性が高いと考えています。
まず1点目が報道機関等で18歳選挙権が度々取り上げられている事。
報道機関が取り上げる事によって、全ての世代が選挙について触れる機会が増え、結果とし投票行動への関心が高まる。
今回の参議院選挙においては投票行動について一種の流行のようなものが起きるのではないかと考えています。
2点目が教育の場で選挙について取り上げられる可能性が高いという事。
高校3年生が選挙権を持つ事になれば、当然それに対応出来るだけの主権者教育が行われるべきであり、実際に行われると考える。
当然当事者である高校生は投票に行く可能性が高くて、またこれによって今まで選挙について興味が無く、主権者教育を受けて来なかった少し上の世代、投票率の低い世代が触発され、投票行動に繋がる。
半分希望的観測ですがこのような流れが生じればと考えています。
3点目が選ばれる側の人間が、若い世代に目を向けるという事。
私は投票率が低い大きな要因は、選ばれる側、つまりは候補者の発信不足だと考えています。
候補者が20代30代という若い候補である事は稀で、公職選挙法の縛りによってなかなか若い世代へアプローチする事が出来なかった。
ところが公職選挙法の解釈の変更により、2013年よりネット選挙が解禁された。
ネットやSNSなどを使って若い世代へのアプローチが格段にしやすくなり、各候補者が若い世代を取り込む動きが年々活発になってくると思われる。
この動きは本来あるべき姿で、若い世代の投票率が上がる⇨候補者が若い世代を重要視する⇨若い世代の声が通りやすくなる、というサイクルになる事を期待しています。
私は以上3つの理由により、18歳選挙権の導入によって投票率が上がると思っています。
投票率が上がれば選挙のあり方が変わる、選挙のあり方が変われば政治が変わり、地域や国が変わる。
投票率という観点で見ても今回の参議院選挙は非常に重要なものでありますので、皆さん是非とも投票に!